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『鬱金の暁闇5 破妖の剣6』前田珠子 [├コバルト文庫]

破妖の剣 鬱金の暁闇5 (コバルト文庫)

破妖の剣 鬱金の暁闇5 (コバルト文庫)

  • 作者: 前田 珠子
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2009/10/30
  • メディア: 文庫

このシリーズは女性キャラが最強なんですね。というわけで、ラス母復活。いや…私もいつの間にか彼女のことを美化していたので、あまりのギャップに驚きました。あ、でも良いなぁこういう強い女性…。チェリク+妖貴二人の一行が前巻からツボです。おまけに今回、あの食えない青年も加わるみたいですし、楽しみ。と思っていたら何ともまァ強引な方法で主人公仮復活しちゃった。

ところで最後の二人の会話、まるで今生の別れのような雰囲気を醸し出していて―いつもの応酬がやけに切なく感じられて、少し泣きそうになった。ええ、え? もしかして…? 段々雛の君の狙いがおぼろげながら分かってきたのですが、その過程で彼らの消失は計画に組まれてるのでしょうか。私、破妖キャラクターは人間だけでなく魔性も含めてほとんど気に入ってるので…ああ、書いてて段々嫌な想像しか思い浮かばない。次回、ターラvs紫紺の君。

(ターラでさえ変わっていこうと頑張りはじめたのに、あの超弩級シスコン坊やは成長が見られずに、少しがっくり。彼らしいといえばらしいのか…? 側にいる緋陵姫が不安定な状態らしいので、ラスも含めて何とか殻を抜け出してー)

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タグ:前田珠子
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