『時の螺旋 破妖の剣外伝4』 前田珠子 [├コバルト文庫]
時の螺旋 破妖の剣外伝(4) (破妖の剣シリーズ) (コバルト文庫)
- 作者: 前田 珠子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1998/11/02
- メディア: 文庫
時の螺旋
逃避行中の出来事その1。珍しく闇主さんが困る話…? ここで登場する人間の少女シェンツァ・リーウェンが良いキャラしてて、好きだなぁ。妖主に対しても我を張れる人間なんて、そうそうないよね。この話は後書きでも「豪華」と言われてただけに、妖主オンパレードでした。特に、紫紺の君の場面が面白かったです。えげつない魔性だと分かっていても、白焔の君の話題が上がると若干取り乱す彼は見物じゃないですか。
紅き神の娘
逃避行中の出来事その2。この事件で彼が関わってくるとは思わなかったです。というか、今回の短編集は闇主にとって精神的に優しくない仕様ですね…。普段やりたい放題の彼なので、まぁ、こういうしっぺ返しも有りだとは思うけど、何か辛い。九具楽は好きな魔性だったので度々外伝で登場して嬉しい半面、闇主にとっては辛い記憶だよなーと思うと辛いような。 ところで…シルヘの祖先の話、ちょっと詳しく聞きたい。それとラエスリールの鈍感さは分かっていたけれど…分かっていたけど、「風邪」はないよ!
今回は、どちらも闇主がマイってる貴重な巻だった…気がする。
タグ:前田珠子