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『鬼舞 見習い陰陽師と御所の鬼』瀬川貴次 [├コバルト文庫]

鬼舞 見習い陰陽師と御所の鬼 (コバルト文庫)

鬼舞 見習い陰陽師と御所の鬼 (コバルト文庫)

  • 作者: 瀬川 貴次
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2010/10/30
  • メディア: 文庫

時は平安。幼い頃から不思議なものが見え、しかも好かれるという厄介な体質の少年・道冬は、陰陽師を目指して京の都にやっ てきた。ところが用意していた家は荒れ果てていて、その上付喪神や幽霊が出没するという、いわくつきの物件!従者の行近も困惑顔だ。さらに陰陽寮では安倍 晴明の息子・吉昌に妙に気に入られ、他の陰陽師見習いたちから嫉妬されてしまい―。

最近読んでる「闇に歌えば」著者の新作。 妖・霊など不思議なものが見え、しかもそれらに好かれてしまう体質を持つ道冬少年が陰陽師目指して奮闘するお話。
美形尽くしでお腹がもたれそうでした…。 なんか似たような感覚を前にもあったようなと思い返せば、某むらむら伯爵さまの小説です。※『悪魔のような花婿』 あちらは糖度の高さにお腹いっぱいだった…。2巻は 若干 鳴りを潜めたような気がしないでもないけど…w
脱線した。 ええと、とにかく登場するキャラほとんどが美形。 オイシイ。
個人的には、道冬をからかう魅惑の右近少将と主以外には態度が急変する従者がお気に入りです。 メインの藤原兄弟は断然 吉平派ですが道冬とコンビは若干吉昌くんっぽい…? お兄ちゃん頑張れ! もちろん吉昌くんも好きだよ、何だか可哀想な役回りが鈴男を彷彿とさせるので。 …その前に従者が立ちはだかると思うけどw

もちろん”人間”以外にも魅力的?なキャラたちが。 道冬と彼の従者が住まうことになった家に棲みついている、愛嬌ある付喪神や亡霊が道冬のために色々尽くしてくれたりしてます。 とにかく構ってほしい、使ってほしいと健気な姿を見せる畳にきゅんとする日が来ようとは…w 若干『妖怪アパート』を思い出したり。

うーん、まだ1巻なのに色々ノンストップ妄想しちゃてるww だって挿絵が星野和夏子さんで(闇聖コンビ!)楽しまないわけがないよ。 2巻まだかなー。で、出るよね…? 従者の背景がいかにもワケありくさくて、気になります。 楽しみなシリーズです。

2010/11読了[るんるん][るんるん] 拍手ボタン


タグ:瀬川貴次
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