瀬川貴次『闇に歌えば 青い翅の夢魔』 [├コバルト文庫]
大学の友人・和宏に誘われて行った彼の叔父の家で、誠志郎は異形の仮面が枕元に浮かぶのを見る。それは、叔父一家を悩ませている怪奇現象だった。その上、和宏は誠志郎を霊感少年だと紹介していた。誠志郎は騙されたと感じ憤慨するが、結局は原因を探ることを承知する。だが、彼にはなにひとつ手がかりがなかった。そこで不本意ながらも、前日見かけたヤミブンの有田克之の行方を追うが。
シリーズ第2巻。 誠志郎とアリの掛け合いを読みたに、さくさく続きを読んでます。まとめて4,5冊ほど読みましたが、どうやらシリーズ通した話らしい。1話限りの話かと思っていたら、そうでもないようす。
前回、ヤミブンに誘わた誠志郎ですが、彼らのやり方に反発し断ってしまったままに。 しかし彼らとの、克也との因縁めいた縁は切れず、再び手を組むことになります。
「妖怪アンテナ」と克也に言われているレモン色の前髪。 誠志郎はヤミブンのように特に秀でた力はなく、前髪の能力もぱっとしない感じ。 今回はその印象が少し変わった気がする。 可能性…というべきか、彼の持つ何らかの能力は未知数のよう。
ヤミブンが未だ誠志郎をあきらめずにいるのはそのせい? 見極めがつかないから、今は放っておく、もとい静観してるの? にしては、厄介事に誠志郎を巻き込もうとしてる気がするけどw あれれ。
とりあえず、ヤミブン克也さんの出番が多くて、おまけに誠志郎にからんでる場面が多くて満足でした。はぁ~、聖霊より出現率が高くて良いね。 彼の方も誠志郎には関心があるようです。
まぁ、初恋のひとの孫だもんね。興味がわかないわけがない、のかな(笑) というか、改めてだけど克也の初恋のひとがお祖母ちゃんというのもユニークといいますか…。
2010/9読了 *拍手ボタン*
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