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青木祐子『聖者は薔薇にささやいて ヴィクトリアン・ローズ・テーラー』 [├コバルト文庫]

聖者は薔薇にささやいて ヴィクトリアン・ローズ・テーラー (コバルト文庫)

聖者は薔薇にささやいて ヴィクトリアン・ローズ・テーラー (コバルト文庫)

  • 作者: 青木 祐子
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2009/07/01
  • メディア: 文庫

クリスの親友で仕立屋『薔薇色』の売り子パメラの前に、彼女の過去を知る紳士アイヴォリーが現れる。彼は店に出入りするシャーロックとパメラの仲を疑い、従僕アントニーに接触した。そのことで、アントニーはパメラの秘密を知ることになり…。伯爵家の舞踏会で、勝ち気な少女を巡る恋の駆け引きが繰り広げられる!?表題「聖者は薔薇にささやいて」他、好評のミニまんが、短編2作を収録。

続けて短編集を。
今回はパメラが主役の表題作が、もう興奮したぞ! と言っても、甘い感じにドキドキするのではなくて、追い詰められたようなそんなハラハラした気持ちが占めていたけれど。
短編集『あなたに眠る花の香』の中の「扉を開けるマリア」にリンクしてる。 「あの頃」のパメラを知っている―因縁のある男性の登場。 パメラはクリスよりも行動力がある分、展開が色々転がっていってヒヤッとした。
彼女に想いを寄せるイアン先生とアントニーの会話がとてもとても、和みました。 加えてあきさんの小マンガで爆笑。 答は見えているようだけど、ちょっぴり残酷な気がするけど、やっぱり私はパメラ・イアン先生・アントニーの微妙な三角関係がほんわかしていて好きだなぁ。

「~卒業前夜~」は、ラストのあきさんのおまけページが秀逸でした。 シャーリー…。
表題作で、合間合間にクリスへの独占欲とかノロケが吐露されているのを読んでるだけに、オイオイと突っ込みたくなったり。
なんかもう、掲載順は間違ってないけど、この順番じゃ笑ってくれと言ってるような気が…(笑)。


(2010/6読了)☆☆☆☆

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タグ:青木祐子
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コメント 4

あきえもん

最近のコバルト文庫は読んでいなかったなあ・・。
「ヴィクトリアン」ってところに惹かれます(笑)。
こちらは短編集、ということは、本編もあるんですね(^^;
by あきえもん (2010-06-28 21:56) 

ミナモ

>あきえもんさん 
この「ヴィクトリアン・ローズ・テーラー」シリーズ、とてもお勧めしますよ!
大人の女性の方には特に…^^
紳士淑女たちの素敵な恋や駆け引きが見られます。
本編は、現在18巻という長編になってきましたが
最初の方は1話完結型ですので、ためしに1冊いかがでしょうか(笑)。
ちなみに1巻の副題は「恋のドレスとつぼみの淑女」ですよ~。
by ミナモ (2010-06-30 15:25) 

あきえもん

再びこの記事にコメント失礼します☆
なんと18巻も出ているのですね!
図書館の蔵書を調べたら、途中から置いてあるようでした(^^;1巻がない~。
そこで、普段行く本屋さんには置いてなかったのですが、ちょっと大きな本屋さんで見つけたので買っちゃいました(^^)v
まだすぐには読めないかもしれないけど、読むのが楽しみです~。
by あきえもん (2010-07-10 22:02) 

ミナモ

>あきえもんさん 
こんばんは~。
いえいえ、コメント大歓迎ですw
そうなんです。結構長いですよね・・。私もいっときは中断してしまったのですが、その後やっぱり気になって・・後押ししてくださった方たちもいてまたこの世界にもどってきました(笑) そして更にのめり込んだという・・w
途中からとは…残念!でも、買ってくださったとは…か、感激です。
よかったら感想お聞かせください♪ 私も楽しみにしてます~。
by ミナモ (2010-07-10 23:21) 

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