嬉野君『ペテン師一山400円』 [少女小説]
曾祖母・フサの危篤の知らせを受け、雲出家を訪れた純太。初めて会う親族たちは、30億とも言われる違産のことで気もそぞろだった。だが遺言の内容は「一月以内に『雲出流のやり方で』目標金額を稼げた者に財産を分配する」というもの。雲出流=詐欺で。雲出家は詐欺師の一族だったのだ!所持金400円の純太は、所持金ゼロの親戚のお兄さん・研士とパートナーを組み、目標金額2000万円の詐欺ゲームに参加することになるが…?人生を変える夏休みが始まる。
「パートタイム・ナニー」の嬉野さん、今回も楽しく読ませていただきましたよ!(叫)
設定からして前作のようにぶっ飛んでいてニヤニヤ。(遺産相続争いの決め方が詐欺…しかも少年の一族はみんな詐欺師って…w)
うっさんくさい爽やか系お兄さん(けど意外と弱い)と順応の早い純太のコンビにニヤニヤ。
一番破壊力あったのは◯◯◯◯おじさんだったなぁ…。 ダークホース。
バブー(他係累者)のようなメインキャラがアクの強いキャラがいなかったせいか、若干落ち着いて読めた かな。
これ1冊きりのようなのでちょっと寂しいけど「金星特急」もかっなっりっ好みな作品だったので、嬉野さんこれからも追いかけますw
(2010/4読了)☆☆☆☆
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