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青木祐子『恋のドレスと大いなる賭け ヴィクトリアン・ローズ・テーラー』 [├コバルト文庫]

今まで遠くに置いてあったヴィクロテシリーズを最初から読み始めたら途端にはまり込んでしまってます(笑) わたしの読書メーター、このシリーズで埋まっている^^
各巻の感想が、すごくあるけれどそっと心に留めておこうかなと。 この巻からどんな展開に転がるのかまったくわからないんだけど、ひとつだけわかるのはクリスとシャーロックの恋は本当に前途多難になっていくんだなぁと。
数年前の私だったら、クリスの気持ちに同調しすぎて読むのを止めていたかもしれないけれど、今は何故だかこういうもどかしい恋を読みたくてたまらないので(止められないので)読みふけりまーすw 夢中になってるシリーズです!!


恋のドレスと大いなる賭け―ヴィクトリアン・ローズ・テーラー (コバルト文庫)

恋のドレスと大いなる賭け―ヴィクトリアン・ローズ・テーラー (コバルト文庫)

  • 作者: 青木 祐子
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2007/10
  • メディア: 文庫

クリスとパメラが営む小さな仕立屋『薔薇色』に、名門オルソープ伯爵家の令嬢アディルのアフタヌーン・ドレスの注文が入る。ただひとりのパートナーの目を釘づけにするドレスに仕立ててほしいという要望に応えようとするクリスだが、アディルの相手を知ってショックを受ける。シャーロックは、彼を拒絶し、仕事も進まなくなってしまったクリスに気を揉むが、闇のドレスが再び影を忍ばせ…。


本編第8巻。 「シャーロック……!」と唸りながら読みました。 ひどいよシャーリー!苦しい。

 

自分の好きな人の婚約者になるかもしれない人のドレスを作ることになる。 いつかは、そんな展開もやってくるだろうなぁとは思ってはいたけれど、それでもその描写を見るだけで「あうっ」ともどかしい気持ちになりました。 ええ、もう読んでいる間心臓ギューッとしっぱなしです。
シャーロックの婚約者候補のアディル嬢も、嫌味なく―完璧に近い令嬢で、彼女の「恋」にも…不本意ながら応援したくなってしまって、でもその分クリスのうなだれている姿が切なくて…。

”仕方ない”で諦めてしまうシャーリーに、今回ばかりはかなり苛立ちました。 基本はパメラと同じような気持ちでいるので(笑)
理屈ではわかっているんだけど、感情がどうしても。

パメラとイアン先生の仲の方が若干進展の兆しがあったような…。 あんなに誠実にストレートな展開があったのに、最後を読んでいるとそうでもないかも…? この二人の関係はほのぼのとしていて、緊張めいた空気を和ませてくれて好き。
ユベールは本編に絡んでくるのかなぁ。 数あるゲストキャラの中でも、ハッピーエンド…で終わったわけではないユベールとイヴリンだったからこの二人も応援してます。


クリス、シャーロック、そしてアディル嬢。 3人の思いが切実でわかっているだけに、どう転がるのか…というか、もう先を読むのが恐い…。 最近ご無沙汰していた”闇のドレス”の関係者からも接触があったし。 せめて救い?だったのがクリスが闇のドレスを作らなかったことかな。


タグ:青木祐子
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