青木祐子『恋のドレスとつぼみの淑女 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー』 [├コバルト文庫]
ちょうど3年ぶりに再読。 このシリーズ、クリスとシャーリーの駆け引きが巻が進むごとにわたしには耐えられなくて(ジレジレ具合というか煮え切らないというか…恋愛^^)途中で逃げ出してしまったんだけど、最近ようやくまた読みたい!って気持ちが湧いてきまして。 というのも、いつも巡回してるサイトさまの記事の言葉に刺激されました…!
りるさん、ハシモさん、fallcloverさん、その節はありがとうございました。 長文コメを送りつけたのにあたたかいお言葉をいただいて、ますます読む気力がつきました! 読むのを止めてしまってから今まで出ている分の既刊本もがっつり揃えて、今度こそは目を背けずに二人の物語を読みたいと思います。と最初は思っていたんだけど、読み始めたら随分印象変わった。
恋のドレスとつぼみの淑女―ヴィクトリアン・ローズ・テーラー (コバルト文庫)
- 作者: 青木 祐子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/12/22
- メディア: 文庫
19世紀のイギリス。ロンドン郊外の町リーフスタウンヒルにある仕立屋『薔薇色』。店主クリスの仕立てるドレスは恋をかなえてくれると大評判。噂を聞いた公爵の令息・シャーロックは立つことのできない妹フローレンスのドレスを頼む。採寸のため屋敷を訪れるクリス。恋のドレスはフローレンスの心を映し出す。そこには思いがけない秘密が隠されていて…。英国調ロマン。
読み始めてわたしすっかり勘違いしていたんですけど、上の文で「二人の物語」を読むことばかりに気を取られていて、肝心のこのシリーズ惹かれた(クリスとシャーリーの恋愛も気にはなっていたけれど)のは違った部分だったんです。 ドレス だったんだなって。 単純だけどライトノベルでも扱われていなかったから、新鮮に映ったのかもしれない。 人の心に沿ってクリスの手から作られていくドレスの数々。 とても魅力的でした。 こうして再読して、はじめて読んだときのことを思い出すと、やっぱりドレスに目を奪われていた。青木さんの書く文章が、また想像をかき立てられて。
もちろん、クリスとシャーリーのこれからを予感させるような掛け合いにトキメい(死語かw)たぜ。 これから話は二人の恋中心になっていく(と思う。確か…)だろうけど、この二人にばかり目を向けずにいないでおこうっと。
「恋のドレス」と「闇のドレス」……人の思いを形どって作られるドレスたちも注目。
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こんばんは。
私のブログを丁寧に紹介してくださって、どうもありがとうございました♪
私も「空夢ノート」様経由でなければ、ミナモさんとは知り合えなかったと思います。運命ですね!(←?)
さて、シリーズ第一巻、ドレスの描写素敵でしたよねー。「親指姫」でしたっけ。
おっしゃる通り、ドレスをここまで丁寧に書いている作品ってないですよね。そこがまた魅力的。
クリスもシャーロックも、本当にいとおしい主人公たちです…!
私の方は、最新刊の感想、書きすぎました…自分で改めて読み返してみて、あまりの分量に愕然(苦笑)。
by fallclover (2010-03-16 20:16)
>fallcloverさん
こんばんは~。
いえいえ、こちらこそ遅くなりまして(いつものことで申し訳ない;)
そうですね、りるさんはキューピットですね!とこっそり言っちゃいます(笑)←
ここ2,3日、ほぼヴィクロテしか読んでいません!
まさかここまで自分がはまり込むとは思いませんでした…!一度読んだときと印象が変わった巻もあったりして、今「運命の輪」途中まで読んでいるんですけれど、他の巻を1つずつ感想あげるか迷っています(苦笑)
そう、確か(あれ、もうあやふやだ…)親指姫です!
ドレスの描写といい、とても文体がステキな方ですよねぇ。思わず見てもないけど、想像を膨らませてウットリしています^^*
これからクリスとシャーリーのロマンスも兼ねて、読むのが楽しみです!
先日、2つとも拝見しましたよ~^^
あまり詳しく見てしまうとまだわたしが読んでいない事実もあるかもしれないと、薄目で見ていたのですが(笑)fallcloverさんのヴィクロテ愛が伝わってきましたv
でも、今ならわたしもそのくらい書きたい衝動に駆られています! うまく文章にできないのが残念ですp
by ミナモ (2010-03-16 22:21)