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霜島ケイ『封殺鬼 鵺子ドリ鳴イタ(4)』 [少女小説]

封殺鬼―鵺子ドリ鳴イタ〈4〉 (ルルル文庫)

封殺鬼―鵺子ドリ鳴イタ〈4〉 (ルルル文庫)

  • 作者: 霜島 ケイ
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2008/11/28
  • メディア: 文庫

魔人・乙夜に案内された地下室で桐子達が見たものは、『人喰い』の実験体として横たわる血まみれの聖だった!鬼の本性を現し、再び襲いかかる鵺・真明と対峙する聖の姿に弓生は…?一方、乙夜が新たに仕掛けてきた勝負に自らとび込み、自分の心の奥底へ入っていった桐子。心の中はいくつもの部屋に分かれ、桐子が捨てた過去の思い出が再現されていた。桐子を案じ心の中まで迎えにきた志郎だったが…。

このシリーズ好きだわ。

ほんっとに面白い!! 挿絵にも惚れ惚れしちゃってます///

聖と弓生の鬼二人の絆の強さ、相棒への思いの強さが伺えて、良いなぁこのコンビ。 冷静沈着・クールなタイプの弓生があそこまで感情をあらわにするとびっくりだ。いつも”静”のイメージがある鬼だったから。
だけどそれを見ると彼らの主・桐子の心の寂しさが浮き上がってきて、これはこれで、すこし苦しい。
優先順位がわかっていても、鬼を思いやって”命令”を下す桐子の姿に、優しさを見たような。
だからわたし、この3人の主従関係好きなのかもしれない。 ただでさえ、青年コンビと少女ってところからしてドツボなわけだけどネ!

そして桐子と志郎も今のところ仲は良いのか悪いのかよくわからない関係に落ち着いているのがにやにや。 この二人だけの会話になると桐子が急に年相応に見えて可愛くなるから好きです!もっともっと!


・・・・・・と思っていたら次で最終巻。 うわぁぁぁ・・・・。
敵の乙夜たちの正体もわかりかけてきたし、どう決着つけるのかとてもきになるところ。


タグ:霜島ケイ
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コメント 4

みーはー熊

お!封殺鬼だぁ。
ちょうど良い所にかかってきましたねー。
そろそろ新しい巻も待ち遠しいんですけどね。
by みーはー熊 (2009-12-24 00:15) 

ミナモ

>熊姉さま 
えへvルルル版は残すところあと1冊ですっ。
これが終わって、積読本もある程度消化できたら、キャンパス版に臨みたいと思ってますよ~。
新作も気になってるけど・・・^^;
by ミナモ (2009-12-29 20:31) 

nanaco☆

ミナモさん、こんばんは~^^
この作品、表紙絵がとにかく美麗でちょっと気になっていました。
やっぱり面白いんですね?! ミナモさんオススメなら読んでみよ♪
なんか、雰囲気的には「華鬼」っぽい感じかしら??

そうそう、先日の記事でUPされていた「十三番目の物語」周りの評判の良さに我慢できず、ついついGETしてきちゃいました(笑)ミナモさんの感想をうかがってますます期待が高まるばかりです☆

今年も、色々な面白本を紹介していただいてありがとうございました!
来年も仲良くしてくださいね~☆これからもミナモさんのブックレビュー楽しみにしていますヽ(*^^*)ノ
by nanaco☆ (2009-12-30 20:48) 

ミナモ

>nanacoさん 
こんばんは~。
先程ブログお邪魔しましたが、体調くずされていたようで。だ、大丈夫でしょうか。それでもきっちり年内にベストブックを選出されたnanacoさんに敬意を表しますっ!w

おもしろい、面白いんですよこのシリーズ!まずはこのルルル文庫から手をつけてみてはいかがでしょうか(笑) イラストもとっても綺麗で、ほれっぼれしちゃいます。「華鬼」よりダークさむんむん、恋愛になりきれない友情未満っぽいいじらしくも可愛いやりとりや、男性二人の強い絆を見られるいろいろオイシイ作品デスヨー。

読メに登録が・・って「積読本」に・・・っ!
わたしも周りの評判でついと手に取ってはまってしまった一人です^^ これほど読メに感謝したことはないかも(現金)
nanacoさんの感想も、楽しみにしておりますー!!

いえいえそんなこちらこそっ。nanacoさんのベストブックを見て、ますます来年の読書が楽しみになってきました(ほとんど読んでないんで)。
お身体お大事に、そして来年もどうぞよろしくお願いします!
では良いお年を♪

by ミナモ (2009-12-30 23:19) 

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