金蓮花 『魔法の雫 薔薇の雫』 [├コバルト文庫]
結婚は仕組まれた罠!?花嫁の想いは届くのか――薔薇の騎士と讃えられるケネスは、旅先で輝く黒髪の少女ロザモンドと出会う。翌朝目覚めたケネスの傍らにはなぜかロザモンドが…。互いの名誉を守るため結ばれた不幸な結婚だが、彼女の想いは…。
金蓮花さん新作。ハーレクインってこんな感じなのかな。
ベタにお互い誤解してしまい片方はそれでも健気に尽くしてるのに相手は更に誤解して
嫌悪感を募らせていくという、なかなかにくっつかないところがもどかしくて面白かった。
ていうかこういうの好きだ。
ヒーローが嫌な奴ではなく、”薔薇の騎士”を言われるほどの美貌と聡明さを兼ね備えた
しっかりした人だったんで、その彼がヒロインにネチネチ嫌味ったらしく言うのは意外といいますか。段々ヒロインの可哀想ぶりが痛ましくて「がんばれー」と応援したくなります。
ぷちっと切れて正面切っての啖呵はスッキリしたよw
最後はちゃんとまとまっていて続きも出るようなんで、二人の本当の”新婚”っぷりを
見られるのかもしれないと思うと楽しみです。
…でも、挿絵全部が二人だけだったんで、次回以降は周りの人たちの絵も見たいなー なんて。
(あと、超ノロマで読んでる「月の系譜」「櫻の系譜」の続きは出るのだろうか…。
金さんの新刊が出てくれたこと自体がすごく嬉しいんだけど^^; アレ「竜の眠る海」も、だっけ…? ちょっと期待したい。。)
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