恩田陸 『メガロマニア あるいは「覆された「宝石」への旅』 [読書]
恩田陸の誇大妄想がインカ・マヤの地を疾走する――密林のピラミッドや空中都市は妄想ネタの宝庫。カメラ片手にメキシコ、グアテマラのマヤ遺跡やペルーのマチュピチュなどを歩きながら、あらゆる思索を繰り広げた17日間。著者撮り下ろしのカラー写真約50点も併せて掲載。博覧強記の恩田ワールドにどっぷりひたれる渾身の長編紀行エッセイ。
恩田さんのエッセイといったら『小説以外』ぐらいしか読んだことがありません。というか、これしかないのか。初の紀行エッセイはどんな感じなんだろうと思って読んでみたけど、やっぱり恩田さんらしい。フライト中でも本ネタをかかさない^^ 『小説以外』で出てきた作品をノートに書き留めておいてはあるんですが(軽く60は超えている…)、また増えちゃったよ。海外ミステリが多いから自分が読んでいるのとまったく重ならないし(私は国内もの中心でミステリファンタジー)、多読だ…!! 到底追いつけない、けど、やっぱりメモってしまう^^;
そんな紀行先でないところまで楽しめる要素があったし、何より今回の目的地はマチュピチュ(などなど)。すっごく気になっていた土地だったんでそこのレポは十分に満喫しました^^
そして合間に感じ取ったひらめき。 物語の断片をイイ所まで書かれると、ちょっとその先気になって仕方ないんですが。 冒頭に書かれている「物語のはじめ」っぽい文なんて、もう紀行文どころじゃないってくらい気になってしまって^^; 途中まですっかりエッセイだってこと忘れてたw
見開き1Pまるまる写真ページもところどころ挟んであって、
視覚的にも楽しめる1冊でした^^
8/4.読了(☆no.345)
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by 藍色 (2013-07-05 17:23)