十文字青『薔薇のマリア(Ver3) 君在りし日の夢はつかの間に』 [ライトノベル]
薔薇のマリア〈Ver3〉君在りし日の夢はつかの間に (角川スニーカー文庫)
- 作者: 十文字 青
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/10/01
- メディア: 文庫
いっそ、クランでも作ってしまったらどうかな…その身を黒衣に包んだ物静かな男が発した一言がすべての始まりだった―マリアローズがピンチになると、甘い言葉とともに必ず助けに現れる、クラン“昼飯時”の頭領アジアンの今まで語られなかった過去と日常。気軽に昼飯時をともにできる仲間たちは、いかにしてアジアンのもとに集い、そして心酔していったのか。シリーズ随一の個性派クランの大切な思い出を描くエピソード集。
8を読むために邪道(今までのVer.をすっ飛ばす)の読み方をしてます。
アジアンファンクラブ集合!な外伝。見事にみんなアジアンにメロメロ(死語)でした。男女変人奇人殺人鬼問わず。表紙とあらすじからアジアンメインと知ってはいたけど、<昼飯時>から見た彼の姿ばかりだったので、結局肝心の謎は解けてないままでした。が、<昼飯時>メンバーをもっとよく知ることができた1冊でした。愛されてるなぁ、アジアン。1話目の、はじまりの話から良かったです。なにせ、クラニィがもーいい奴だってのがよくわかるんだよ! だから、余計に辛かったです。本編では、もう彼はいないのだと思うと―<昼飯時>は、本当に崩壊ギリギリのところまでいってたんだなぁ。アジアンもだけど、同じくらいクラニィはみんなにとって大きい存在 だった。
クランメンバーだと、今までちょこちょこ出てきたベティの心情が、あ、やっぱり、でした。こうしてちゃんと言葉に表してなかったから見逃していたけれど…。んー、はっきり単語で言わないけど匂わせてた。他女子メンバーも見事に捕らわれてるわけですが。って、印象的なメンバーで女子の割合が多いのはそういうことだからですよね^^; マリアに引けを取らないくらいのモテっぷりだ。ダリエロが好きじゃないけど面白いキャラだなぁ。
予想(アジアンの、マリアへの想いやら悶々を綴った話かと・・・)と違った話ばかりでしたが、楽しめました。アジアン好きだし^^*
★★★★
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