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茅田砂胡 『スカーレット・ウィザード3』 [ライトノベル]

スカーレット・ウィザード〈3〉 (C・NOVELSファンタジア)

スカーレット・ウィザード〈3〉 (C・NOVELSファンタジア)

  • 作者: 茅田 砂胡
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2000/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
ジャスミンの出産を控えてケリーが総帥代理の任についたとたん無人車は暴走し強化硝子が落下し重役たちの露骨な抱込み工作がはじまった。でもね、こんなのは余興にすぎない。あの気障で自信過剰ではた迷惑な銀髪のあいつが現れたのだから私は瞬時にリミッターを解除した。ダイアナ・イレヴンス発進。--(公式より)--

そこで終わってしまうんですかッ!!(悲鳴)

ジャスミンの、ある意味強烈な妊婦服(挿絵付)や、クーア夫妻の「いちゃいちゃ」っぷりや、自分に酔っている美青年の登場など、前半は比較的微笑ましい雰囲気がありましたが、ケリーが攫われた後半は一転アクションものに変わりましたねー。

特に、ダイアナの「第一級非常事態宣言!」の言葉が、普段の穏やかな彼女から想像もできない叫びだったので、更にヒヤ汗。それでも、出産から3日後で”あの”クインビーに乗って駆けつけたジャスミンの偉業や、ダイアナに異常なまでに執着しているクライストの行動がもう、ツボすぎて。
笑っていいのか真剣に読めばいいのか途中からわからなくなってきましたw

で。
役者が揃ったと思ったら次へ引き延ばされました。ひ、ひどいっ!こんな最高潮に盛り上がっているこのときに!!今にもケリーが暴走し始めようとしているときにッ!!!
…とりあえず、次巻は彼の暴走ぶりが楽しみですw

同時収録のダイアナの物語「十一番目のダイアナ」は結構好き。

『わたしは機械なのよ。オリジナル』
『人間にはなれないし、なりたいとも思わないわ』

人間に近い存在であるダイアナと、人間だった”オリジナル”の会話が印象に残りました。

1票どうぞー。

タグ:茅田砂胡
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コメント 2

みーはー熊

あはは、そうだ3巻目って 《続く~》だったんですねぇ。
パワフル夫婦よね、この二人!しかもダイアナちゃんまで ぶっ飛んでるし、スタッフに友人までぶっ飛んでますもんね(爆)
でも私は この頃のパワフルぶりが結構ツボです。その後もいろいろありはするけれど…。
ダイアナちゃん、そう 博士だったんですものね。しかも天才。
それが宇宙でたった1つ(人)の生体感応脳になっちゃうなんてね。
ケリーと出会わなかったら 彼女もどうなってたのかな~?
そういう意味では、戦場で最初にジャスミンとケリーが出会った時というのも必然だったんだろうねぇ。
by みーはー熊 (2008-08-22 10:08) 

ミナモ

>熊ねーさん
わは、そうなんですよー><生殺しですよコレ。
ダイアナのぶっとび具合がもはや清清しくて♥笑
まぁ、怪物夫婦のぶっとび加減もものすごいですがw
ハチャメチャな雰囲気があるスカウィ、結構好きですねー♥というか、かなり?^^
いろんなピースが上手い具合に合わさって、こんなにも面白い物語をつむいでくれる、その必然性^^に感謝しますよっ!!

niceありがとうございました✿


>kaz777さん
niceありがとうございました✿
by ミナモ (2008-08-22 20:38) 

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