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『イヴは夜明けに微笑んで 黄昏色の詠使い』 [ライトノベル]

イヴは夜明けに微笑んで

イヴは夜明けに微笑んで

  • 作者: 細音 啓
  • 出版社/メーカー: 富士見書房
  • 発売日: 2007/01
  • メディア: 文庫

  • わたしは逃げた。世界から目を背けて。大切な人を救わずに、逃げろと言われて、ただ怯えて。
    …でも。それからずっと心の中で、声が響いている。
    ―本当に何も、できなかったの?―心に想い描いた世界を招き寄せる召喚術・名詠式。
    その専修学校トレミア・アカデミーの夏期移動教室で、原因不明の石化事件が発生した。
    類希な名詠式の力を持つクルーエルは、強すぎる己の力を使うのをためらっていた。
    しかし、彼女は級友たちの危機に直面し、ある選択を迫られる。
    そして、もうひとり。
    名詠式を学びながら、名詠士ならざる才能を秘めたエイダ。
    彼女もまた、事件を通じて自分の生い立ちと向き合うことになる…。
    自分の進むべき道を探す、召喚ファンタジー第2弾。
     超、超オススメ!!!!!


 

本当に、素敵な物語でした。久々のヒット。
そして、ぶっちゃけ、泣きました。
読むきっかけは竹岡美穂さんのイラストだったのですが…どうしてもっと早く読まなかったんだろうと今更ながら思ったり。

少年と少女が交わした約束を、新世代が受け継いで、そして…みたいなお話。
上手く言葉では表せられないのですが、とにかく綺麗で素敵なお話でした。
”色”と”詩”を使って繰り広げられる魔法も魅力的で、特に詩を詠む場面は気持ちが高ぶりました。
設定とかめちゃくちゃ好みでしたし。魔法の言葉を詩にして呼び出すところとか。その詩がまた素敵なんですが。
もう、全体的に綺麗でふんわりとした雰囲気が漂っていて、スバラシイーー!!!

それに、登場人物たちの心の葛藤や想い、それら全てが最後に収縮していったあのラストはもう…涙。
新世代の子どもたちも、これからどんな関係になっていくんだろーなーと思いましたが、やっぱり私はかつての少女と少年のような切なくて甘酸っぱい関係が好きだったりします。

こんなに素晴らしいから次がどうなるのかちょっとドキドキです。
それにしても、読んでよかったです。
久々に、ファンタジーにどっぷり浸かりました。
タグ:細音啓
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