妖怪アパートの幽雅な日常（５）

妖怪アパートの幽雅な日常〈5〉

• 作者: 香月 日輪
• 出版社/メーカー: 講談社
• 発売日: 2006/03
• メディア: 単行本

今回は、お月見やら文化祭やら新キャラ登場！？やら、とにかく一気にいろんなことが起こった巻でした。
中でも新入生・新担任の個性バリバリの雰囲気には驚いたなぁ。

山本さんのあのひねくれ方には理由はあったとしても、ちょっと受け入れられないかもって思った自分がいたり。
哀しいけどね。

やっぱり高校生は（自分も高校生だからなのかもだけど）協調性を主張したがるんだよね。
少しでも皆の”普通”と外れていると奇異の目で見られてはじかれてしまう。
だから、何をやっても咎められない大人の世界に憧れたりするんじゃないのかな。
実際の大人の世界はなってみないとわからないけど。

 

それにしても。
やっぱり、いつ読んでもアパートの住人たちには癒されるなぁ。
夕士、こんないい人たちとめぐり合えたなんて…ちょっといいなって思ってしまう。

相変わらず、るり子さんの料理は美味そうだ。
龍さんが出てこなかったのは残念だけど。
とにかく、何回読んでもいい本です。