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ZOO [読書]

ZOO

ZOO

  • 作者: 乙一
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2003/06
  • メディア: 単行本
表現が、残酷で非情な部分があるけれど。
妙に暖かくなる文章がある。
それが、私の中の乙一のイメージ。
色んなジャンルの話が詰まっていました。
つまり短編集ですね。
傾向は、基本的に暗めでした。読んでいるとその暗さにはまりそうで。
恐かったけど、面白かったです。
んで。題材が、リアルでグッとくるものばかりでした。
さすが、「せつなさの魔術師」と言われるだけありますね。
テーマは、ゆがんだ恋愛・イジメ・暴力そして、殺人。。。
自分が人からどんな風に思われているのか。
親兄弟は自分のことをどう思っているのか。
自分はどんな存在なのか。
全体を見ていると、ただの狂った殺人事件ばかりなのですが。
はじめにも書いた通り、何故かそんな酷い事件の中に、希望に似ているような感情が生まれてくる、そんな作品ばかりです。
この人の作品は、全部すきです。

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コメント 2

sherry

ミナモさん、こんばんわ!
ずいぶんお久しぶりですが、お元気でしたか?

ZOO、読みましたよ^^
これとは違うZOO1ですけど・・・。
カザリとヨーコ、SO-farそ・ふぁー、Seven rooms、 陽だまりの詩 、ZOO の
5作品でした。これ以外の話は2に収録されているのかな?

これは黒ばかりではなかったんですね~。
結構、ビクビク(笑)しながら読んだんだけど、面白かったです^^
怖くても、それが癖になるって気持ちもなんとなくわかりました。
でも中ではやっぱり優しげな「陽だまりの詩」が好きかなぁ~。
ミナモさんが好きで印象に残ってるのはどの話ですか?
by sherry (2011-04-13 20:28) 

ミナモ

>sherryさん 
こんばんは~。そして、お久しぶりですーっ! アレルギーにやられたようで鼻がまずいことになってますが一応元気ですよ~(笑)

おおっ読みましたか! というか、この記事を見つけていただけるとは…5年前のことなので私自身も書いてたこと忘れてましたよ(汗 そうなんですよー。黒と白、ごちゃ混ぜの一冊ですよね。 私はカザリ~で結構ビビった記憶があります…w
私が印象に残った話といえば、「Seven rooms」ですね。黒いけれど…怖いけれど…w 乙一を紹介してくれた知人がこの話を勧めてくれたんですよ~(今思えば選出が…笑) 話中の姉弟と歳が近いときに読んだこともあって、思い切り感情移入した思い出が。けれど、今読むなら「陽だまりの詩」のような優しい感じの話の方が好きだと思いますw 年代ごとに好きな作品も変わるような気がする乙一です←
by ミナモ (2011-04-14 20:30) 

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