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土屋つかさ『放課後の魔術師』シリーズ(3・4巻) [ライトノベル]

放課後の魔術師  (3)マスカレード・ラヴァーズ (角川スニーカー文庫)

放課後の魔術師 (3)マスカレード・ラヴァーズ (角川スニーカー文庫)

  • 作者: 土屋 つかさ
  • 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
  • 発売日: 2009/04/01
  • メディア: 文庫

遥は「探偵推理研究会」というダミー部活で安芸から論理魔術を学んでいたが、一向に腕は上がらず、恋のアプローチも空回りするばかりだった。そんな夏休み初日、ふたりは豪華クルーザーに乗り込むことに。プチ旅行に浮かれる遙だったが、実はそれは“完結した円環”の命令であり、“紅”の論理魔術師として覚醒した遙を“査問”する目的があったのだ。彼女の身を案じる安芸が警戒するなか、洋上で“円環”幹部の殺人事件が発生する。

シリーズ第3巻。
前巻でも思ったけど、遥って自分の 弱さ を安芸に見せようとしないんだよね。見せたくない、のか。 好きな人の前だからというのもあるからなのかもしれないけど、安易に安芸を頼ろうとしないで頑張るのが好き。 だからいい加減安芸も遥の気持ちに気づいてくれてもいいと思うよ(笑顔)。
舞台が船上というものあってか、いつもと違った雰囲気でした。戦闘の規模もだいなみっく。―だったんだけど、”伊代”が安芸兄弟とどんな関わりを持っていたのか気になってしょうがなかった巻(笑)。 どんな多角関係に発展するのかとw すべてがわかったわけではないけど、溝は深まるばかりで、恋愛も停滞したまま。 遥が敵にとって価値がある存在みたいなので、恋愛も含めて論理魔術の戦争まがい事が気になってきたよ。

 

放課後の魔術師  (4)ワンサイド・サマーゲーム (角川スニーカー文庫)

放課後の魔術師 (4)ワンサイド・サマーゲーム (角川スニーカー文庫)

  • 作者: 土屋 つかさ
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2009/08/01
  • メディア: 文庫

せっかくの夏休みなのに、毎日「探偵推理研究会」で論理魔術の勉強をさせられる遙。安芸との距離は一向に縮まらず、毎に誘っても効果は見られず、イライラが募るばかり。そんななか、安芸の英国留学時代のルームメイトのベルが現れ、「約束を守って」と迫る。鈍感な安芸は当時気づかなかったが、実はベルは女の子だったのだ。「約束ってなに!?」と、突然のライバル出現に遙は焦るが―。過激で熱い、真夏の恋のバトルが始まる。

シリーズ第4巻。 今回はほのぼの?ラブコメ短編集でした。
魔術戦争なんて物騒なことはまったく関係ない、日常に”魔術”があるだけの、 微笑ましい お話だったなぁと。
あと遥の恋のライバル投入 の巻。 レギュラーっぽい。 どうせなら、あの生徒会長と付き添っている女の子もレギュラー化してほしいっ。てくらい、この二人が気になりました。 …いや、本編まったく関係なさそうだけど。 いつものわたしだったら、こういうわかりやすくライバルが出てきて男の子がモテモテってな状態にはあまりいい思いはしないんだけど、ヒロインが遥だからなのかな。 恋のライバル、以前に友達関係を自然に作っているからか、モヤモヤしなかった。
むしろ、ライバル歓迎 みたいな? 珍しくそんなことを思ったシリーズですた。

女の子たちが素敵すぎるからか…もはやお決まりの安芸の鈍さに 多少は 耐性がついてきたかもしれない。
結構こっちのぬるま湯みたいなお話好きだなぁ。 またこういうの出てほしい。

 

1・2巻の感想

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