今野緒雪『お釈迦様もみてる』シリーズ(1・2巻) [├コバルト文庫]
「マリア様がみてる」花寺版!リリアン女学園の隣にある、仏教系の花寺学院高校。入学式の朝、新入生の福沢祐麒は、校門に入ってすぐの分かれ道で立ちすくむ。そこは源平関所だというのだが…!? 書き下ろし「アンドレの憂鬱」も収録!
なんといいますか・・ええ、なんと言いましょうか・・・!
「マリみて」の雰囲気そのまま性別変えたらこんなに違和感あふれる物語になっちゃうのー・・?
身近に男子高校生がいるから、彼らの実態がわかっているだけに、この「釈迦みて」の男子たちはファンタジーに映りました。。と言ったら、マリみての世界も絶滅危惧種だと思うけど。 うーん、マリみてなら平気なのに、釈迦みてだと思い切り「変だな」と思ってしまった。
つまりだ、きっとマリみてのスピンオフとして考えなければいいんじゃないかな。 別物の、”男子高校生たちの青春奮闘物語”として読めば、ずいぶん楽しめるかもしれない・・。
というか!むしろこれニアホモ以外の何物でもないんじゃないのか!と叫びたい。
だって、ネタバレ[思い切りキスしてるし、何だかスキンシップ多いし、何より登場キャラがなよっちい!] なんだかなぁ、彼らを女子に置き換えても違和感は拭えない、むしろ同性だけに苛立つかもしれない・・でもオイシイ、設定はオイシイんだよ・・・!
彼らの仕草・台詞(言葉選び)にいちいち反応しては気恥ずかしくて悶えてしまったけど、ファンタジーなお話として受け入れればいける。 だって男祭り。そんでなんか初々しくて眩しいぜ。
コバルトに時々ある要素の作品群のひとつに加えてもいいのかしら・・不純な気配はないのだけれど、如何せん女子が祐巳ちゃんや祐麒母しかいなかったから。。
とりあえず2巻まで読んでみた。でも結局3巻目も買って読んでしまうあたり、この妙な独特なシリーズ気に入ってるのかも。
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