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UN-GO 第9・10・11(最終)話 [アニメ]

…それでは、お前は勝てない。


―第9話「海勝麟六の犯罪」(坂口安吾「明治開化 安吾捕物帖 “冷笑鬼”“赤罠”」より )


真実など無数にある。
一つの真実で満足するのは、そこで考えるのを止めるにすぎない。

―第10話「海勝麟六の葬送」(坂口安吾「明治開化 安吾捕物帖 “冷笑鬼”“赤罠”」より)


俺は人を愛したい。その美しさを知りたい。
そのために…ミダマを暴く。

―第11話(最終話)「私はただ探している」(坂口安吾「明治開化 安吾捕物帖 “冷笑鬼”“赤罠”」「余はベンメイす」より)


「UN-GO」最後の事件と解決編は3話をかけて送られました。とはいえ最終回は第1話から少しずつ撒かれた伏線の回収がされてあり、とても綺麗な着地に至ったなと。最後、梨江嬢に語る自身の”真実”のシーンは違和感あったけれど、そういや『因果論』未視聴の方には必要だよなぁ。最終話は『因果論』観てた人には思わずニヤリとするシーンがあって、なお面白かった。

最後の事件とその解決方法が、本来のミステリにあるような形式で行われていてニヤニヤする。叙述ミステリというのかな? 疑いのある人達を現場に呼び寄せて、探偵の推理が始まる。犯人が判明した後の展開はUN-GOならではで、いやここで超バトルが見れるなんて!と釘付けでした。興奮する一方で犯人の目的が…強引にミダマを取り出す方法ではなく、彼の意識がハッキリしている上での告白が痛ましくて切ない。愛だったんだな…。残念な人と言ってすみませんでした。

そして本音を言うと、9話から少しずつ因果と新十郎の間にヒビが生じついに決別した際、最終的には因果は消滅していまうのではないかと思ってた。ビビってた(笑) それがまぁ、最終回にてようやく新十郎から「相棒」なんて言葉が聞けるなんてね! 因果もここ数回以来の可愛さ、気味の悪さ、そして艶やかさが沢山みれてよかったな。

今年一番楽しんだと言っても過言ではないくらい、このアニメには毎回楽しませてもらいました。ぜひ続編を!探偵と事情ありの相棒と、可愛い助手のトリオがまた「ミダマ」を見せる真実を探る話がみたいよー!梨江嬢も絡んでほしいよー!!
とっても楽しかったです。DVDは懐次第だけど、『因果論』とサントラは購入します。音楽はどストライク。


UN-GO 第1巻 初回限定生産版DVD

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UN-GO pako&高河ゆんデザインワークス

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  • 発売日: 2011/12/29
  • メディア: 大型本




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UN-GO 第8話「楽園の王」 [アニメ]

UN-GO 第1巻 初回限定生産版DVD

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例え、自分の血をいくら流しても…彼は必ず真実を…ミダマを私に捧げる…――。

(坂口安吾「明治開化 安吾捕物帖 “愚妖”」「選挙殺人事件」より)
犯人の女性の、慟哭のように言葉を叩きつける姿に絶句。「戦争をおもちゃにしていたのよ!」と泣き崩れる彼女に、声をかけることができない。零れた涙が、偽りの世界を現実へ映していく。この解答、真実のその先の展開、2話以来すごく刺さった。そしてBGMがさりげなく入っていて、それがたまらなく感情的にさせるなぁ。

そして自称・作家はあえなく今回で退場? あの姿を見ると「因果論」の彼らを思い出して、とても生存しているようには思えないのだけど…。

◆ここに来て速水刑事が意味深に動き出した。あの風守の回から、完全に残念な人の立ち位置にいるんですけど、挽回あるのかな。


次回、第9話 「海勝麟六の犯罪」



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UN-GO 第7話「ハクチュウム」 [アニメ]

UN-GO 第1巻 初回限定生産版DVD

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手掛かりを集めて推理をすれば、犯人は俺しかいない…。

(坂口安吾「明治開化 安吾捕物帖 “愚妖”」「白痴」より)
『因果論』上映中だから過去の話の辺りだろうと思っていたら全くの勘違いだったという。実際は自称・小説家の術中にはまってしまっていた新十郎。まさかのヒロインみたいな状況に立たされた新十郎を因果や風守は救い出すことができるのか?混沌としてきた本編も折り返し。残り4話で終わってしまうなんて。。

興味深かったのは3人の女優たちの「戦争」への解釈。”起こってもいない”戦争に対してそれぞれの意見が衝突しているのを見ると正解はないし、真実は一つではないよなと何かこちらまで混乱しかけたり。UN-GOは台詞が長かったり意味が深かったりとよく見返してしまいます。

◆因果の出番はCパートのみ!予告から本編に登場しないと分かっていても寂しいもんだな…。

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次回、第8話「楽園の王」



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UN-GO 第6話「あまりにも簡単な暗号」 [アニメ]

UN-GO 第1巻 初回限定生産版DVD

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君が真実を明かすのは何のためだ?

(坂口安吾「アンゴウ」より)
酷い結末が待っているのかと思っていたので、真実に胸をなで下ろした。今までのことといい狸親父の海勝燐六が悪役かと思い込んでいたから、やられたなぁ。 悔しいけど、今回は海勝会長の勝ち越しかな。 そして今回の事件を影で引いていた自称・小説家と白髪の少女の登場。新十郎は何故あそこまで動揺を見せたのか。小説家の”探偵”の定義は、一理あるようだけど寒気がする。狂気めいた彼の台詞は何を意味しているんだろう。 「選ばれた」とは??

◆風守はぬいぐるみの時の方が人型取っているときより可愛いんですけど! ちょこちょこ動いて可愛い。そいでもって風守に対抗するようにムキになる因果が可愛い、可愛いぜこの二人。c

次回、第7話「ハクチュウム」

 


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2011秋アニメ その2 [アニメ]

半クール過ぎた辺りで、気まぐれに呟いてみる。

【★期待 ◯最後まで観たい △途中で切るかも ×断念】

△→△「WORKING!!」:疲れたときには抜群に。
◯→△「Fate/Zero」:何やらバッドエンドが約束されているアニメと聞いて心が折れそうになるけど毎度気になる展開なので。ウェイバー君が唯一の癒し。
△→×「真剣(まじ)で私に恋しなさい!!」:1話で全部観た気になってしまった…。
△→◯「境界線上のホライゾン」:何だかよく分からないけど惹き込まれる。特に自動人形vsロボット兵器のバトルは凄かった。
◯→◯「HUNTER×HUNTER」:何だかんだで観続けそう。キルアあああ。
◯→×「君と僕。」:ほのぼの系は嫌いではないけど沈黙が苦しかったり。
△→◯「Persona4 the ANIMATION」:4話で「いいかも」と思えた。5話の日常回も好きだし、特に最新話の6話が面白すぎた。白鐘直斗の登場もあってますます気になる。
★→◯「ギルティクラウン」:映像には毎度見惚れます。思春期の少年らしさ…?な主人公の卑屈ぶりに若干苛々させられることも。
★→★「UN-GO」:ええもう変わらず。
―→新「未来日記」:とんだダークホース。ヒロイン凄いっすよ。
-→新「ガンダムAGE」:私にとって2作目のガンダムシリーズ。とりあえず録画してあったので3話まで観た。前作と違って視聴層を随分低く設定したのかな。

ベン・トーも録画はしてあるけどまだ観てない…タイバニは、多分2年後に観る。
銀魂は、エリザベス編=桂出番多い=俺得なので、毎週が楽しみでしゃーない。


 

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UN-GO 第5話「幻の像」 [アニメ]

UN-GO 第1巻 初回限定生産版DVD

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偉いのは、美しいのは、死んだ彼らだけだ!
俺達は、卑小で…愚かで…猥雑で…地面に這いつくばって、必死に生きている。
それだけだ。

(坂口安吾「明治開化 安吾捕物帖 “幻の塔”」より)
冷静を欠いて間違った推理をした挙句不貞腐れて、因果や風守、梨江嬢に奮起を促されるなんて、いつも明快に謎解きをしてみせた結城探偵とは思えない一面。タオルをぎゅうぎゅうに詰め込んだり(因果日記第6話の肉まんのケースといい)妙に可愛い仕草もするけど、「戦争」の言葉に過剰に反応する新十郎は、どんな重い過去を抱えているのだろうか。
言葉が弾丸のように飛び交う今回も楽しかった。

「ボクにミダマを食ませるため。誰も殺さずにねっ」 「ボクはボクだよ」とか、色々今回も因果の台詞は気になるなぁ…って、もう来週には『因果論』上映なのか。それに合わせて新十郎と因果の縁を風守が触れたの? とりあえず、お腹空かせると因果は怖い。

◆最初の声で思わず「…リボンズ?!」と叫びかけたのは仕方ない。

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次回、第6話「あまりにも簡単な暗号」


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UN-GO 第4話「素顔の家」 [アニメ]

帰ってきたんだよ…戦争が!!

(坂口安吾「明治開化 安吾捕物帖 “万引一家”“覆面屋敷”」より)
仮面の話、解決編。死んだとされた父親が生きていても、自分の知らない醜悪な姿を見せられた娘にとって真実は明かされてよかったんだろうか。ラスト駒守にかける新十郎の言葉は重い。「風守の死」の裏の仕組みは予想ができず、つくづく話の落とし方が好きなアニメだなと。

公式HPが一新され「因果論」の情報もちらほら。くるくる変化する因果の正体がますます気になってるので、劇場版では少しでも明かされるかな。 少年と女性の因果はそれぞれ別の人格を持ってるのかと思ったんだけど…?

◆速水刑事はお笑い要因でいいんだろうか…。

◆そして風守(人形)がお色気要員になったような…。 まさか人形であんな…ッ。風守(少女)がかーわーいーいー。

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次回、第5話「幻の像」


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UN-GO 第3話「覆面屋敷」 [アニメ]

 

(坂口安吾「明治開化 安吾捕物帖 “万引一家”“覆面屋敷”」より)
ゲストキャラたちの名前を覚えるのは早々に諦めて…、今回は前後編になっているよう。あのラストからぶった切られてのEDの入りには戸惑っていたので、公式HPの次回予告見て安心した。さすがに7年前の爆破事件やら諸々明かされてないし。また今までの話のように重たいものが来ると思ったけど…それは次回かなw

ところで前半パートの因果の可愛さに何度も悶え苦しんだ。ちょっこちょこした動きに毎度「可愛ええ…」と唸る始末。新十郎に構いたがるところとかマスコットぬいぐるみにはしゃぐところとか可愛い。腕がみにょーんと伸びるのを見ると、やっぱり人外なのかしら(因果姐さんに変化する辺り普通じゃないけど)。新十郎が日本を離れている時に出逢ったのかはたまた…? 『因果論』で明かされるかなぁ。

◆新十郎が咳払いしてごまかすところが何だか妙に可愛かった。

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次回、第4話「素顔の家」


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UN-GO 第2話「無情のうた」 [アニメ]

元より私も壊れる。ただ探しているだけ。
何故探すか…探さずにいられるほどえらくないからだ。私は探す。

(坂口安吾「明治開化 安吾捕物帖“ああ無情”」より)
突き堕としても最後に希望をちらと見せるところが好き。何にかけて「無情」とするのか色々考えてしまう話。とりあえず今回で燐六親父は一筋縄ではいかない一面を見せていて少し怖い。
あと因果と新十郎の関係は相互依存とはまた違った、こちらも一筋縄ではいかない複雑な様子。因果姐さんに代わるまでの一連の流れがスピードあって面白かった。因果くんが”何か”に反応して狂気めいた行動とる辺り。

◆さりげなく一番ぞっとしたのが泉さんの「あら、壊れちゃった?」でした。
 
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次回、第3話「覆面屋敷」


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UN-GO 第1話「舞踏会の殺人」 [アニメ]

俺達には縁のない話だ。ずっと、堕ちている途中なんでね。

坂口安吾「明治開化 安吾捕物帖“舞踏会殺人事件”」より。
坂口安吾の『安吾捕物帖』を原案とし舞台を近未来の”戦後”日本へと大胆に変えたことで、スタイリッシュな作品に仕上がってましたね。ところどころに流れる音楽好き。

スタッフ陣やキャラデザ担当の一人が高河ゆんさんと知ってさらにオリジナル作品!、どんなアニメに仕上がっているのか気になってましたが、初回で既に心鷲掴みにされましたw
とりあえず初回はテンポも良くさくさく進んだ感じ。OPで登場する黒髪と白髪の少女たちも気になるところ。敗戦探偵とその相棒にどう関わっていくのか。

目下の興味は因果かな。最初の新十郎とのやり取り(過去?)や、普段は少年の姿をとっているのに妙齢の女性の姿に変化?したりと、色々と謎が大きい存在。なぜ、新十郎と行動を共にするのか。人間らしからぬ行動も見うけられたりと気になりますねー。表記は因果くんと因果様かな。

◆公式HPで更新されてる「因果日記」が、どれも毎回可愛くてほんわかする。

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次回、第2話「無情のうた」


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