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2013年8月のまとめ [感想まとめ]

10冊読了。

8月のお気に入り。
★『英国マザーグース物語 花咲けるきみと永久の歌』久賀理世 感想
…完結。最初読んでた頃は、まさかここまでどっぷりハマるシリーズのひとつになろうとは思わなんだ。とっても楽しく読みました。久賀さんの次回作、気になります。

★『お面屋たまよし』石川宏千花 感想
…血の繋がりはないけれど、あたたかな絆で結ばれている人だったり人外だったりの話。関係性がとても気になった。2巻も読むぞー。 

待望の文庫化が発売された北山猛邦さんの『少年検閲官』を読み返してみた。(5,6年ぶり・・?) 北山作品で一番最初に読んだ本が本作で、それ以来色んな著作を読んできたけど、改めて一番好きかもしれないなぁとしみじみ。続編、今でも待ってます!!

以下は読書メーターまとめ。

 

続く


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2013年7月のまとめ [感想まとめ]

7冊読了。 

7月のお気に入り
『オコノギくんは人魚ですので』1,2巻 柴村仁 →1巻感想
…何と言っても、このシリーズに出会えたことが大収穫でした。この暑い時期に読みたくなる。
『からくりからくさ』梨木香歩
…『西の魔女が死んだ』以来の梨木作品。他人に等しい女4人の共同生活に何も起こらないはずがなく。濃厚な人間関係。一人の女性である前に人間なのだ―…とはいえ、やはり女性なのだと共感が過ぎて嫌悪感も抱きつつのめり込みました。

オコノギくんは人魚ですので〈1〉 (メディアワークス文庫) やがて、警官は微睡る リリーベリー―イチゴショートのない洋菓子店 (メディアワークス文庫)

 

 

 

 

 

以下は読書メーターまとめ。 

続く


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2013年6月 [感想まとめ]

14冊読了。
感想2本しか書けてなかったのか…。
それでも、良書にたくさん巡り会えた月でした。

6月のお気に入り
『闇の喇叭』有栖川有栖
…著者では初めての少女主人公。探偵が生きづらい世の中で、父を探偵に持つ少女の闘いの物語。
  厳しい展開でしたが、推理と青春の濃さにやられた。
『ABC殺人事件』アガサ・クリスティ
…初クリスティ。上質なミステリを堪能しました。一段落かとおもいきやの最後の締めに、興奮した。
☆『和菓子のアン』坂木司
…思わず和菓子が食べたくなるような、和菓子へ愛情が伝わる一冊。あまり見ないヒロイン、アンちゃんが可愛い!
★『英国マザーグース物語 聖夜に捧ぐ鎮魂歌』久賀理世  感想
…ジュリアン言い訳編、が更なる迷走へ(笑) 傷心のセシルに寄り添う兄弟たちを見て、やっぱり恋愛面以外でも家族のつながりがとても良いなぁ。そしてそして、またも引きが!! 

闇の喇叭 和菓子のアン (光文社文庫) 英国マザーグース物語 聖夜に捧ぐ鎮魂歌 (英国マザーグース物語シリーズ) (コバルト文庫)

 

続く


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2013年5月 [感想まとめ]

15冊読了。
先月とは逆に、今度はアニメ番組を一切見ずに本を読んでた月のような。
それにしても、5月早い! もう6月になってしまったなんて。

5月のお気に入り
『決壊石奇譚 百年の記憶』三木笙子 感想
…人の強い思いが石に宿り、それを読み解く事ができる少年たちの、記憶を辿る物語。切ない。
『アリス・ミラー城』殺人事件 北山猛邦
…シリーズ第3弾。既刊全部読んで、本書がダントツに好みでした。孤島に集められた探偵たちが次々と犠牲になり…。先行き見えない展開に仄かなロマンス要素もありで、ページを捲る手が止まらなかった。
★『茨文字の魔法』パトリシア・A・マキリップ
…女性陣がとても魅力的に描かれていた。それぞれのロマンスも面白い。
★『封殺鬼 クダンノ如シ 下』霜島ケイ
…女学生桐子の物語はこれにて閉幕。陰謀が渦巻くなか、少女たちの青春が刹那的だからこそ眩くて。糖分も高くておいしかった!

決壊石奇譚 百年の記憶 『アリス・ミラー城』殺人事件 (講談社文庫) 茨文字の魔法 (創元推理文庫)

 

続く


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2013年4月 [感想まとめ]

5冊読了。
2週間ほどご無沙汰してたのは、日常がバタバタしてたり、北海道行ったり…けど一番大きいのは見てる春アニメが多すぎて手につかなかったことなんて! 今季豊作ですうはうは。
ということで最近は読んでないなー…。読みたい本は!たんまりあるのに!!

4月のお気に入り
★『ボトルネック』米澤穂信 感想
…えぐられた。彼と彼女の対比は光と影のように全く違っていてより、容赦ない…。
★『封殺鬼 クダンノ如シ 中』霜島ケイ
…恋愛成分もほんのりからがっつり絡めはじめて、とっても楽しい。そして先行き不安。

ボトルネック (新潮文庫)

  封殺鬼 クダンノ如シ 中 (ルルル文庫)

 

 


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2013年3月 [感想まとめ]

5冊読了。
3回目くらいの『翼の帰る処』再読ツアー楽しかった。合わせると11冊。一気に既刊本を読むのは楽しい。次は十二国記辺りを…。おおっと早くも月2冊の積み本消化の目標がー。

3月のお気に入り
☆『翼の帰る処4 時の階梯』妹尾ゆふ子
…お楽しみの新刊はさり気なく突っ込みどころを色々ぶっ込んできた。
☆『喪国<Revolution> (R/EVOLUTION 10th Mission)』五條瑛
…全10冊に渡る群像劇の終幕。祝・完走。  感想
☆『ハウルの動く城』ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
…文庫として再読。数年前に読んだ興奮を思い出した。
★『ヴァンパイア革命  闇の生徒会長』岩城広海
…少女小説枠で。出稼ぎ王子の人の新作。今後が楽しみな痛快コメディ。

もちろん『天使たちの課外活動』も楽しかった! ということで今月は全部がツボった月。来月からは新年度ということで、私も何とか社会人2年目を迎えられそうです。また時間を見つけつつ読書を楽しんでいきたいなー。

翼の帰る処 4 ―時の階梯― 上

  喪国<Revolution> (R/EVOLUTION 10th Mission)

 

 


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2013年2月 [感想まとめ]

14冊読了。
最後の一週間は、DGS祭祭祭に心持っていかれて読書欲が減退してた。

2月のお気に入り
☆『英国マザーグース物語 裏切りのが貴公子』久賀理世 感想
☆『深夜特急 1~4』沢木耕太郎
☆『恋と悪魔と黙示録 契約の獣と身代わりの花嫁』糸森環 感想

前巻の3巻目で陥落した英国マザーグース物語は思い切りいい意味で裏切ってくれて、思わず心の中で叫んでしまった。続きがはやく読みたいと懐かしい感覚が。糸森さんの書籍化した話では、恋と悪魔~が今イチバンお気に入りです。

kindleはフィクションではなくて、ノンフィクション系を重点に置いてる。今月はとかく深夜特急にドはまりしてた。特に香港とインドの話が余韻が残る濃密さで堪能。米原万里『旅行者の朝食』も面白かった。文体が、ついつい読んでしまう適度なフランクさが好きだな。

英国マザーグース物語 裏切りの貴公子 (英国マザーグース物語シリーズ) (コバルト文庫)

  深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)恋と悪魔と黙示録 契約の獣と身代わりの花嫁 (一迅社文庫アイリス) 旅行者の朝食 (文春文庫)


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2013年1月 [感想まとめ]

15冊読了。
kindle使い始めたら楽しくなってきてしまった。。

1月のお気に入り
『孤島の鬼』江戸川乱歩
☆『幽谷町の気まぐれな雷獣』森崎緩 感想
☆『夜の底は柔らかな幻 上下巻』恩田陸 上巻感想
☆『RDG6 レッドデータガール 星降る夜に願うこと』荻原規子 感想
★『おこぼれ姫と円卓の騎士 女王の条件』石田リンネ 感想

好物にざくざく当たった月だったなー。ミステリ、ファンタジー、少女小説の枠にどれも直球好みな作品が収まって大満足。少女小説で新規開拓した「おこぼれ姫と円卓の騎士」シリーズは、上に挙げた2巻目で完全にはまりましたが今読んでいる3巻目にして最新作まで追いかけようと新たに決意。新年早々楽しみが膨れてます。

孤島の鬼 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) 幽谷町の気まぐれな雷獣 (レガロシリーズ) 夜の底は柔らかな幻 下 RDG6 レッドデータガール    星降る夜に願うこと (カドカワ銀のさじシリーズ)

おこぼれ姫と円卓の騎士 女王の条件 (ビーズログ文庫)

 

 

 

 

 

 

 

 


お気に入りマンガ。「鏡花あやかし秘帖」はsherryさんから勧めていただきましたが、現実と幻想の軸が重なった雰囲気とどこか耽美な匂いを感じる作風に惚れました。原作の小説から派生したものらしく、マンガ版はこれ一冊のみみたいですが堪能しました。sherryさん、ありがとうございます! 

ハイガクラ 6巻 (ZERO-SUMコミックス) アルオスメンテ 3巻 (ZERO-SUMコミックス) 鏡花あやかし秘帖 (ノーラコミックス)


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少女小説人気アンケート2013に回答しました。 [感想まとめ]

Vanilla Letterさまが開催されてる、第8回(2013年)少女小説人気アンケート調査に回答しました。
いつもお世話になっております。
今年はあまり悩まずに決まったかな。下記に挙げた以外にもお気に入りのシリーズが最終巻を迎えて嬉し寂しい。

・金星特急 7(嬉野君/ウィングス文庫)
・ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 恋のドレスと白のカーテン(青木祐子/コバルト文庫)
・英国マザーグース物語 哀しみのロイヤル・ウエディング(久賀理世)
・幽霊伯爵の花嫁 -囚われの姫君と怨嗟の夜会-(宮野美嘉/ルルル文庫)
・デ・コスタ家の優雅な獣2(喜多みどり/ビーンズ文庫)

金星特急 (7) (ウィングス文庫)

恋のドレスと白のカーテン ヴィクトリアン・ローズ・テーラー (ヴィクトリアン・ローズ・テーラーシリーズ) (コバルト文庫)

英国マザーグース物語 哀しみのロイヤル・ウエディング (英国マザーグース物語シリーズ) (コバルト文庫)

幽霊伯爵の花嫁 囚われの姫君と怨嗟の夜会 (ルルル文庫) デ・コスタ家の優雅な獣2 (角川ビーンズ文庫)


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2012年マイベスト [感想まとめ]

172冊読んだ中でお気に入りの10冊+αを選びました。
昨年が201冊だったので激減したものの、思った以上に読んでるなぁという印象。


・ 開かせていただき光栄です-DILATED TO MEET YOU- 
 (皆川博子/早川書房)

開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ・ミステリワールド)

  皆川博子作品に出会った年でした。今年ダントツに好き。
 滲む耽美と背徳な雰囲気、ところどころユーモアにも溢れていて、マジで大好きな世界観にどっぷり浸かりました。ちなみに著作を初めて読んだのが『倒立する塔の殺人』で、その耽美な世界にのめり込んで、本書を2冊目で手にとって完全に落ちました。雰囲気だけでなく、散りばめられた仕掛けに痺れました。(⇛感想




・ 1/2の騎士 (初野晴/講談社文庫)
1/2の騎士 (講談社文庫)大好きな「ハルチカ」シリーズ以外の著作を読んだことがなくて、試しにと思い手に取った本作。少女と騎士の、闘いの物語。 狂おしいほど切なくて重たい、それでいて愛おしい。余韻に浸れる物語は大好きです。ますます追っかけたいと思った作家さんですね。 その後『水の時計』も読みましたが、こちらも透明感な文章で純真で残酷で、一筋の救いを秘めている物語でたいへん好み。(⇛感想

 


・ 金星特急 7 (嬉野君/ウィングス文庫)

金星特急 (7) (ウィングス文庫)最終巻その一。最初から最後まで突っ走ったシリーズでした。勇気と智慧が試される冒険ものとしても、成長ものとしても、恋や友情をかけた青春、たくさんの要素や物語を存分に堪能できる物語。最終巻も、文句なく大満足の着地を見届けることが出来て幸せでした。

 



・ 恋のドレスと白のカーテン ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 
 (青木祐子/コバルト文庫)

恋のドレスと白のカーテン ヴィクトリアン・ローズ・テーラー (ヴィクトリアン・ローズ・テーラーシリーズ) (コバルト文庫)

最終巻そのニ。本編全22巻。最後まで素敵な物語でした。その人が持っている素質をより魅力的に活かす「恋のドレス」を仕立てる少女クリスの恋を中心に、たくさんの恋物語に魅せられました。主要キャラだけでなく、脇のキャラまでも愛着がわいてしまって、それぞれを主役においた話も読みたくなってしまいましたね。恋愛中心ものには苦手意識を持っていましたが続きが気になってしまって仕方ない欲に負けました。最後まで読むことが出来て、本当に良かった。(⇛感想

 
・ ペンギン・ハイウェイ (森見登美彦/角川文庫)

ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)今年もモリミーにやられたよ! 海辺の街に突如現れたペンギン。彼らを探求しようと乗り出す僕ことアオヤマくんとお姉さんのお話。 まるで冒険譚のようだとわくわくしながら読んでいたら切なさが待っていて。モリミーは暑苦しく全力で青春を駆け走る青年たちを描く作品を出すイメージを塗り替えたなぁと。変化球のように見せて、でも直球な青春のところは変わらないか。改めて、自分は現実にするりと入ってきたファンタジー好きなんだなぁ。



・  サクラダリセット 7 BOY, GIRL and the STORY of SAGRADA
 (河野裕/角川スニーカー文庫)

サクラダリセット7  BOY, GIRL and the STORY of SAGRADA (角川スニーカー文庫)

  最終巻その三。特殊能力を持つ少年少女たちの、青春と闘いの日々。 本当の意味で悪人が登場せず、だからこそ厄介な人間関係でした。透明感ある文章と、研ぎ澄まされた感情の交差、纏う雰囲気がとても好きです。 同時発売の『ベイビー、グッドモーニング』も、とても素敵でホロリと切なくなる物語。今後も著作追いかけようと思います。

 


・ 続巷説百物語 (京極夏彦/角川文庫)

続巷説百物語 (角川文庫)圧倒された。連作短編(中編ともいえる量ですが。)形式で、最後には又市の大仕掛けが待っていました。京極作品は百鬼夜行シリーズと並行して読んでいるのですが、本シリーズの方が好きかもしれません。キャラの立ち方だと百鬼夜行キャラが魅力的なんですけれど。 仕掛けと言われるトリックと、そこで明かされる人間の業の深さや情念といったモノに引きこまれました。

 


・桜行道 (佐島ユウヤ/講談社X文庫ホワイトハート)

桜行道 (講談社X文庫―ホワイトハート)絶版ですが、とっても好みだったので。時が止まった者と故郷に戻れなくなってしまった迷子の妖が、それぞれの想いを抱えながら妖の故郷を目指す根なしの道行き。選ぶ言葉が、物語に流れる空気がとても心地よい一冊でした。 本書を気に入ったなら、著者は違いますが12年出版の『金木犀二十四区』(三木笙子)とも波長が合うのではと。(⇛感想

 


・ 幽霊伯爵の花嫁 -囚われの姫君と怨嗟の夜会-
 (宮野美嘉/小学館ルルル文庫)

幽霊伯爵の花嫁 囚われの姫君と怨嗟の夜会 (ルルル文庫)今年開拓した少女小説で特にお気に入りのシリーズ。「幽霊伯爵」と恐れられている青年の元に嫁いできたのは、少し毛色の違ったお嬢様で…。ヒロインの強烈的な個性が光ります。いっそ清々しいまでの言動に最初は戸惑うものの、芯の通った姿(綺麗に言えば)に惚れた。己の魅力を分かっていて最大限に活かす人って素敵ですね。糖分のさじ加減もほどよい投入で好み。シリーズ3作目の本作を選んだのは、お嬢様と使用人の関係が!とてもツボだったからです。(⇛1巻感想


・ 英国マザーグース物語 哀しみのロイヤル・ウエディング 
 (久賀理世/コバルト文庫)

英国マザーグース物語 哀しみのロイヤル・ウエディング (英国マザーグース物語シリーズ) (コバルト文庫)子爵家の令嬢が身分と性別を偽って新米記者として、恋と事件に駆け回る物語。 好みの話だなぁと思っていましたが3作目の本作にして大好きになりました。1年後には兄が決めた婚約者と結婚しなければならないヒロインが、新聞社で組んだパートナーが実はその相手だったという、知らぬは本人ばかりな背景にニヤニヤしつつ。押し出し過ぎない控えめな甘さと家族愛が丁寧に描かれているところがお気に入りです。(⇛1巻感想


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