『ぐるりよざ殺人事件 セーラー服と黙示録』古野まほろ [読書]
探偵養成学校・聖アリスガワ女学校春期合宿。不測の事態の末たどり着いた謎の村「鬱墓村」で起こる不可解な殺人事件に、学園屈指の探偵術を誇る三人の少女が挑む。シリーズ第3弾。
なんて面白く、残酷な合宿だろう。
ずっと興奮しっぱなしで読みふけてました。女生徒と閉鎖的な世界と謎の脅威の組み合わせは、恩田さんの長編作品を思い出したな。
断然、一作目より好みな一冊!
断然、一作目より好みな一冊!
独自の風習が構築された「鬱墓村」。絶対的な世界で突如起きた殺戮。少女たち持ち前の才能と機転をもって手口、動機、犯人像を畳みかけるように暴いていくラストには痺れた!そして、事件を解いても尚迫りくる脅威に対し、最後まで空気の張った展開でした。
そして謎は全て消化しきったのに、感情までは整理しきれない―後を引くようなラストに心を持っていかれて…。
少女たちは、今後、根源となる勢力に抗っていけるのだろうか。。
少女たちは、今後、根源となる勢力に抗っていけるのだろうか。。
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