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『うちの執事が言うことには 2』高里椎奈 [読書]


うちの執事が言うことには (2) (角川文庫)

うちの執事が言うことには (2) (角川文庫)

  • 作者: 高里 椎奈
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2014/07/25
  • メディア: 文庫

花頴はイギリス留学中に教授を受けた恩師と再会する。複雑な”目”により周囲の関係を上手く築けない花頴の拠り所である恩師との再会は花頴に安堵をもたらすが、執事の衣更月は知らず複雑な感情を覚えて・・・?(「三本の木」) 新米主従関係が動くシリーズ第2巻。

2巻出て嬉しい!それに3巻の予定もある!今回とっても気になるところで終わってるので、待ち遠しいー・・・。

1巻はお互い距離感をつかみあぐねていたり、職務と感情を分けて接しているようなところがあって前途多難かもと思っていました。が、今回は二人なりの主従関係が出来つつある歩み寄りが見られました。花頴はちょっとした反抗心を持ちつつ歩み寄りを見せる一方で、衣更月の花頴への距離は変らぬまま―と思いきや、所々で感情が漏れていて面白かった。とある件では、「執事」としてのプライドなのか「花頴の執事」としてのプライドなのかと自問自答し、悩むようになったとは・・・! 憧れの鳳のような執事を目指すのであって仕える主は誰でも良いとしていた意識が段々変化していく姿に、いろんな主従の可能性が見えてきたなと。「当主は何度でも我儘を言うもの」と主張する花頴への返しの言葉が、二人らしい主従関係を築けるのではないかなと期待高まります。

ところで、、お気に入りの大学生実業家・赤目青年がついに本性出し始めたわけですが―これはまた、相当厄介そうだなぁ。花頴たちは太刀打ち出来るのだろうか。。SSでも真っ黒な一面を押していて、つくづく捻くれているニヒルなキャラクタに弱いなぁと思いつつ3巻の彼の活躍に不安な気持ちが勝ってます。


タグ:高里椎奈
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