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『おこぼれ姫と円卓の騎士 少年の選択』石田リンネ [少女小説]

おこぼれ姫と円卓の騎士 少年の選択 (ビーズログ文庫)

おこぼれ姫と円卓の騎士 少年の選択 (ビーズログ文庫)

  • 作者: 石田リンネ
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2012/10/15
  • メディア: 文庫

火事が起きたグラン山の収拾に向かうレティ。それぞれ山の権利を主張していた三国の代表が集い、一時協定を結ぶ。迅速に救済活動が行われるなか、刺客によりレティは崖からアストリッドと共に落ちてしまい・・・。シリーズ第4弾。

ナイツオブラウンド第三の騎士がついに・・・!

次代の王としての判断が求められ、しっかり応えていくレティが譲れないもののために自身が負傷する事態に…。冷静に状況を見据え的確な判断と指示と行動を起こせるレティ王女は、一方でとことん人が良いがために理屈や駆け引きを越える動きも見せて・・彼女の一挙一動にどんどん惹き込まれてしまう。 レティに心酔し彼女のための騎士でありたいと願う少年アストリッドの視点が多かったので、より彼女の人となりが伝わる。 世代や立場など隔たりというものを関係なく巻き込ませ魅力を備える王女様だよ!

グラン山を巡る他国の駆け引きに話のスケールが一国内だけに留まらないものがあって楽しかったし、レティの持つ「約束の剣」は効果的な演出で痺れたしで、政治的な面もファンタジック要素も面白かったなぁ。 さらにシリーズ比で糖分が…!まさかの糖分が撒かれた…!! このシリーズは糖分要素少なくても問題ないと気楽にしていただけに、最後の抱擁には脳内転がりまくった。 

レティを中心に切磋琢磨しあう騎士たちは魅力的でした! 特にアストリッド回だったので、彼の本気がよく伝わった。とはいえ、自分の中ではあまり彼の好感度は変わらなかった(むしろ崇拝と恋愛を混同してる節や、自分の恋だけに夢中になっているところが少し引っかかって。。)ものの、少しざわついてた。第一騎士デューク派なもので危機感ちょびっとばかし…! それにしても前巻で第二の騎士に収まったクレイグがすっかり馴染んでいて、ちょっと笑ってしまった。この人好きだ・・!

さて、他国の第四王子の亡命問題の件が次には焦点当たるのかな。デュークの次に好きなノーザルツ公の活躍も期待。(いや、今回色々と出番があったけれど。たレティとの喧嘩腰のような(或いは息の合った)掛け合いが楽しくてしゃーなかった)


タグ:石田リンネ
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