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『恋と悪魔と黙示録 契約の獣と身代わりの花嫁』糸森環 [少女小説]

恋と悪魔と黙示録 契約の獣と身代わりの花嫁 (一迅社文庫アイリス)

恋と悪魔と黙示録 契約の獣と身代わりの花嫁 (一迅社文庫アイリス)

  • 作者: 糸森 環
  • 出版社/メーカー: 一迅社
  • 発売日: 2012/12/20
  • メディア: 文庫

悪魔の名を記した書を複製する森玄使レジナは、ある日美しい魔獣を召喚してしまう。成り行きで傷ついた獣を保護するレジナだが、獣は美青年へと変わりある契約を迫ってきて-。

こっぱずかしい奴らめ!ニヤニヤが止まらなかったぞ。大好き!

もう、アガル(表紙赤毛のヒーロー)が可愛くて仕方なかった。獣verも人型verもレジナに構う姿にニヤニヤしてしまう。神魔と呼ばれる高位の魔物で、美しく艶やかにレジナを誘う…かと思えば、時に純真な姿を見せて初々しかったりと、相反する反応を引き出していて面白い。最初戸惑う言葉廻しも、段々くせになってくる罠です。幼い頃に肉親を悪魔によって亡くしたレジナにとってはアガルの存在は複雑の一方で、長年ひとりで過ごしてきた寂しさを埋めてくれたぬくもりを手放し難くも思っていて…。 二人の距離感がとても絶妙でした。(獣姿を)抱きしめていたりスキンシップが多いのに、心理面では垣根が取れずにもだもだ悶えたり。。そしてレジナを求める理由が段々変わっているのを自覚せずに暴走しているアガルに悶絶。

お話も、設定が濃くて最初は置いていかれそうになったが面白い。婚儀が意外な形で収まっていて、これどうなるんだろうな。。5月に続編!が出るようなので、アガルの嫉妬心が暴走しないかとか、彼にも負けないキャラで性格が真反対の美青年2人の出番とか、色々と気になる。

「ひどい人。ぼくを差し置き、この醜い愚劣な男と密会をなさるおつもり?」


タグ:糸森環
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