『幽谷町の気まぐれな雷獣』森崎緩 [少女小説]
人に頼まれると断れない性格の萩子と気さくなイケメン大地はいわゆる幼馴染の間柄だが、近頃は微妙な距離を置いている。ところが、同じクラスになった事と、ある現象に遭遇した事で少しずつ変わっていって…?
幼馴染が、最高でした!!
日常にするっと非日常の要素が混ざっている感じで、お話はあまり派手な展開はないものの、幽谷町に住む人達のやり取りがとても心地よかった。それに主役二人の甘酸っぱい雰囲気がとっても好みで楽しいお話でした! あー、もうすっごく幼馴染君が良かったです。彼の感情の起伏によってある事が起きてしまうのですが、発生するタイミングがこちらから見ればとても分かりやすくて。だけど萩子からすれば中々伝わっていない所とか、昔と今とでは違う距離感にもどかしくてたまらなかったです。甘さも押しすぎず、でも気になる、もう一歩踏み込んで見てみたい、けど今はこのままでいて欲しいような…もどかしい。
もう少し、踏み込んで見てみたいなー。←と思ったのが1月時点で読んだ時の感想でした。その後、近日無事続刊が発売されたようなので、それは二人の今後が読めるわけで…楽しみ!!
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