百鬼夜行シリーズスピンオフは、あの破天荒で予想外な行動ばかりの榎木津礼二郎が主役。一番気に入りの人なので順番飛ばして読んでしまった。シリーズ本編にはそう差支えがなかったので良かったです。。随分と本編とは違った毛色の一冊でした。彼を主軸に置くと、こうも雰囲気が変わるのかと。陰惨な話はあるも、どこかからっとした空気が爽快です。百鬼夜行主要メンバー以外の他者から見た彼らは新鮮でした（話者の「僕」は、いつの間にか榎木津の下僕となっていたけれど）。同じ登場人物でも印象が少しだけ変わっていたり。京極堂にバカ笑いを引き出すとは、やはり榎さん凄いや。あと奇抜なネーミングセンスも結構馴染んできてしまう。カマオロカとか。。
2012-07-07 22:44
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