SSブログ

『長い廊下がある家』有栖川有栖 [読書]

長い廊下がある家

長い廊下がある家

  • 作者: 有栖川有栖
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2010/11/19
  • メディア: 単行本

思わず拍手したくなる話もあった、シリーズ短篇集。全4編、どれも異色なものが多かった気がします。トリックの視点が新鮮に見える。どれもお気に入りの中、「ロジカル・デスゲーム」が特に好きかな。仕掛けの種明かしに最初はそういうものかのか?と思ったけれど、火村の説明に納得。極端に考えると確かに、と思う。見たままに尺を取ると足を引っ張られるぞ。

そしてアリス、アリスですよ…足掛け二十年にて(笑)。突拍子もない推理で場を和ませる(気を抜かせる)要員だったアリスが…ついに! 少し違和感を感じてしまうのは仕方ないですよね。めでたい、けど苦い。鋭利なほどに的確に謎を暴き犯人を糾弾する火村はかっこよく映るけれど、本人の心中はどうなんだろうか。



タグ:有栖川有栖
nice!(4)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ: 

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました
ブログパーツ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。