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瀬川貴次『闇に歌えば 黒焔の呪言』 [├コバルト文庫]

黒焔の呪言 闇に歌えば (闇に歌えばシリーズ) (コバルト文庫)

黒焔の呪言 闇に歌えば (闇に歌えばシリーズ) (コバルト文庫)

  • 作者: 瀬川 貴次
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2006/03/01
  • メディア: 文庫

復讐の天使が、黒く微笑む――。執拗に誠志郎を狙う謎の少年・苑。ヤミブンに恨みを持つ拝み屋と共謀して、ヤミブンの本拠地を襲撃する。厳重な結界を突き破って降り注ぐ黒い蛇の群れに誠志郎は!?

シリーズ第5巻。今回はオサキの主・溝口耕作にスポットが当たってます。以前、さらりと彼の過去が語られましたが(姉が亡くなったこと)、彼がオサキ憑きになった真実が、血筋での継承かと思っていたので意外だった。 克也が鞭なら耕作は飴の役割。いつも誠志郎に優しく接する彼の過去は寂しくてかなしくて絶望的で…嬉しくてたまらない記憶。 ヤミブンに集う能力者たちは、何かしら抱えているのかなぁ。 美佳子ちゃんが天使に見えるのもうなずける(笑・お守り人間 ですから!)

なので今回は克也さん出番がありません、出張のためもあるけど。…と思っていたら後半出番がわんさかと! 離れていても後輩を気にかける克也さん、良い(断言)。 ラストの、誠志郎と二人合わせて迎撃する姿を見ていると、何だかんだで仲いいじゃないか。(いや、命がけだからかもしれないけど…)

今回で、苑と静花との因縁は決着が着いたのかな。これで、嶺という青年との対峙が表面化してきたかもしれない。 眠っている少女は、「何」?
ラストがすごく衝撃的でした。 いや…間接的でも、誠志郎が人を殺したことになるんじゃないの? 呆然として反応できない彼を見てると…ううう。

2010/9読了[るんるん] 拍手ボタン


タグ:瀬川貴次
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