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北村薫 『空飛ぶ馬』 [読書]

空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)

空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)

  • 作者: 北村 薫
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 1994/03
  • メディア: 文庫

女子大生と円紫師匠の名コンビここに始まる。爽快な論理展開の妙と心暖まる物語。


≪円紫師匠と「私」≫シリーズ1巻。(⇒キッカケの本

今年の直木賞を受賞された方のデビュー作。だとは知らずに、先日読んだ本の作中に挙げられていたのがこのシリーズだったので気になって読んでみました。
受賞時の写真を見なかったら、完全に女の著者だと思っていたよ!! ってくらい、女性的と言ったら変だけど、「私」の仕草といい共感できるところが多々あってビックリでした。
そして円紫師匠の素敵さといったら……!!
「スキップ」オススメしてくださった方、すみません。ちょっと回り道します。

もー…なんだろう……あああ、文章に酔ったというか、感動した…。お話も衝撃でした。
でもここに流れる空気がトンデモなく好き。
なんかいろいろと語ってしまいたいけれど、いい言葉が思いつかない!
とにかく良かった!すっごく良かった!! (頭悪そうな文だな…)
この中だと「砂糖合戦」がお気に入り。ちょっとした悪意にゾゾッときました。

読むか悩んでいたのを後押ししてくれたりるさん、くみさん、ありがとうございます~。
(いや、お二人の何気ない言葉に勝手に後押しされたといいますか…;)


タグ:北村薫
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コメント 6

takao

北村先生は、元々覆面作家としてデビューした方で、その当時は女性だと思われていたそうですね。で、賞を受賞して始めて姿を見せたとき男性だった、と。私も、このシリーズ読んだときは既に男性だと知っていたのですが、読んでいると実は北村薫先生は女性ではないか、と思うことがあります。

個人的には、このシリーズでは『六の宮の姫君』が好きです。いろいろ勉強になりました。
by takao (2009-10-03 11:04) 

リュカ

北村さんの他の本が積読の山の中に1冊あるんですが、男性の作家さんだったんですか!
私は今ここで知りました^^;
本屋でパラ読みして文章の雰囲気や物語の空気が気に入って買ったんですが、読むのが楽しみになりました^^
早く読もう=3
by リュカ (2009-10-03 20:09) 

ミナモ

>takaoさん 
当時は女性なのでは…って声はやっぱりあったんですね。
皆さん北村さんの素顔を見たときは本当にビックリしたんじゃないのかなって思います……;
このシリーズを読むキッカケになった本ので用いられてたのが、その六の~だったんですよ~。それを読むためだけに1巻を読んだのですが、そんなこと気にならないくらいはまってしまって…///
今はもったいなくてまだ2巻までしか読んでませんが、もったいぶらずに六~までいきたいと思います。
by ミナモ (2009-10-04 09:52) 

ミナモ

>リュカさん 
いやー、私も読んだ後ネサフで北村さんの写真を見たときはビックリしましたよ…まさか…男性だなんてと。
そうなんですー!! 雰囲気や文章がとても素敵ですよねv
しかも好物の日常ミステリ。これを流行らせたきっかけが北村さんとも聞くと「なるほどねえ…」と思いましたw
是非♪ そしてリュカさんの感想楽しみにしてますよ~。
最近私の感想は短めなので、リュカさんみたいに1作1作きちんと書かれている記事を見るとシャキッとしなければと思います。。///
by ミナモ (2009-10-04 09:55) 

sherry

ミナモさん、こんにちわ!
空飛ぶ馬の内容はすっかり忘れていたので、新鮮に楽しみました^^;
どの話も面白かったです。が、赤頭巾が衝撃だったかなぁ。
爽やかで清清しい文体と、それが暴いた人の悪意のギャップにね。
それに、赤頭巾の赤と、森の深い緑が脳裏に浮かぶようでした。
by sherry (2009-10-06 16:44) 

ミナモ

>sherryさん 
おはようございますw
赤頭巾、私もショックを受けました。。
男女の関係を醜く描かれているのを読むのはやっぱり辛いものがあります><;
文体は本当、爽やかなのにっ!!
イメージしやすいように書かれているのにもサスガだなと思いましたww
by ミナモ (2009-10-08 08:58) 

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