前田珠子『破妖の剣（３） 柘榴の影』 [├コバルト文庫]
異例のペースで破妖の新刊が８月に発売。絵師交代はそのためなのかな…（寂）。『鬱金の暁闇』はまったく覚えがないので、７月は破妖月間かも。
- 作者: 前田 珠子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1991/09
- メディア: 文庫
ガンダル・アルスの中心に浮かぶ浮城の結界近く。破妖剣士ラエスリールの前に、突然凄絶なまでの美貌の青年が出現した。問うまでもなく、上級魔性である妖貴であるのは明らか。謎の青年は、ラスに禍々しいまでに赤い柘榴の実を手渡して、消えた。その話を知った護り手・闇主には、いつになく不審の色が走った。そして更に、柘榴を手にした少女妖貴の桜妃がラスの前に現れた。人気アクション・ファンタジー。
たぶん、「破妖」シリーズの中で一番好きかもしれない１冊です。ラスと闇主の出逢いのお話。そして、闇主のかつての配下との闘い。 母を殺され、父と決別した後のラスの生活も描かれていましたね。絶望に打ちひしがれ叫ぶ声にむき出しの想いが見えて痛々しかったです。こう言うとあれですが、負の自己陶酔が素晴らしい。 父親から受け継がれた金色に輝く瞳に惹かれてやって来た闇主さんですが、今ではそれ以外の部分でもがっちりラスに捕まれているんだなぁとしみじみ思いました。何せ配下にもノロける始末。九具羅に少し同情したよ。憧れの冷酷な主人が少し見ない間に骨抜き状態って…＾＾； 嘆きたくもなるかもなぁ（一体どっちの味方なんだか）。。笑
ラスと闇主の絆が少しだけ強まったように見えて、実はまったくお互い理解し合えていないようなすれ違いを感じました。そう感じているのはラスだけでしょうけど。闇主さんあんなにベタベタなんだけどね。これが翻される瞬間が早く見たいですｗｗ
タグ：前田珠子
こんにちは、いつもＴＢ等でお世話になっております。
「ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人」の管理人のピッコロでございます。
記事とは関係のないコメントで大変失礼いたします。
最初に、「今期終了アニメ評価をしてみないかい？4」の企画に参加して頂きありがとうございました。現在、当ブログでは最終集計結果の発表を行っておりますので、一度見て頂けると嬉しいです。
そして今回も、「今期終了アニメの評価をしてみないかい？5」と題しましてアニメ評価企画を立ち上げました。また、この企画に賛同して頂けるのであれば是非ご参加くださいませ。
詳しい投票方法等については以下の記事に書いておりますのでご覧ください↓
http://blog.livedoor.jp/koubow20053/archives/51269734.html
宣伝大変失礼いたしました。どうか今後ともよろしくお願いいたします。
by ピッコロ (2009-07-08 20:54)
あれれ？ログインしてから来てるのだけど、ミナモさんとこだと消えちゃいます。って、あれ？直った。
最初の頃のラスってお友達少ないし、ぶっきらぼうで自分をうまく相手に伝えられなかったし（それは大して変ってないか…笑）何か可哀想な子でしたよね。それが 回を追うごとにお友達が増えていって…でもそれがすごい人達ばっかで（爆）
私が一番好きなのは、弟君との回かな。どちらにとっても苦しくて切ない話でした。
by みーはー熊 (2009-07-09 11:41)
>ピッコロさん
お返事遅くなってしまい申し訳ありません。
そして、今回の企画にお誘いありがとうございます!!
ただいま作成中ですので、出来上がり次第ＴＢ送らせていただきますね。
５の結果が今から楽しみで仕方ないですｖ
それでは、また他アニメ記事でＴＢお世話になるとは思いますが
どうぞよろしくお願いいたします★
by ミナモ (2009-07-12 23:10)
>熊ねぇさん
私もログインしているのにコメント打てなくて、お返事返すのに随分かかってしまいました…＞＜； 何が起こったんでしょうねぇ。
不器用で、読者には可愛いって思えるけど実際は誤解受けそうなキャラですよね、ラスって。弟君との回…!?（←すっかり忘れてしまってる） 私たぶん一番好きなのが乱華なのでそんな話失念してたなんて…!! ああでも、苦しいと言えば翡翠なのかしら・・・（それもウロ覚えですが）
8月にはウコンの新刊が出るそうなので楽しみですー。
by ミナモ (2009-07-12 23:13)