結城光流『少年陰陽師 嵐の剣を吹き降ろせ』

少年陰陽師 嵐の剣を吹き降ろせ (角川ビーンズ文庫)

• 作者: 結城 光流
• 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
• 発売日: 2009/06/01
• メディア: 文庫

時は平安。稀代の大陰陽師・安倍晴明の末の孫の昌浩は、まだまだ修行中の半人前。雑鬼たちにからかわれながらも、物の怪のもっくんとともに都で出仕に励む日々。ところが、藤原行成の邸に星が落ちた日から、都では嵐のような風が吹き荒れはじめる。その風は、いなくなった総領の子供を捜している天狗たちが起こしているものだった。昌浩ともっくんは、子天狗を捜し出そうとするけれど―！？新章・颯峰編、開幕。

短編集を間に挟まずに新章始まりました。少し残念。キャラ愛が強いほど面白い短編集が好きなのでｗ　全体的にコミカルですし。ここ最近の本編は超がつくほどのシリアス路線だったので、今度の幕はせめて明るい方向でお願いしたいです。。と思っていたら、久々に、初期のような掛け合いをみれてほのぼのしました。幾分、成長しているとは思いますが、それにしても変わらないような。。「孫潰し」がないとなると、それはそれで寂しく感じている自分もいたり、でした。キャラの多さで仕方ないとはいえ、贔屓キャラとそうでない人たちとの扱いがバッサリ違くない!?　青龍とか天后とか（要はこの二人贔屓）！　一方で、久しぶりに勾陣や、敏次（ここ重要）が登場して嬉しかったです。

比子や斎はゲストキャラでしたが、あれきりだと寂しいのでいずれまた、再登場してほしいですねー。存在皆無はかなしい。天狗少年が今後もっと関わってきたらいいな＾＾

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