『緋色の囁き』『暗闇の囁き』綾辻行人 [読書]
そしてRDG2巻買ってしまったー!!! 単行本だけど、文庫本の倍以上はお値段が張るのだけど、でも!後悔してません^^ 良かったー。
「私は魔女なの」謎の言葉を残したまま一人の女生徒が寮の「開かずの間」で焼死した。その夜から次々と起こる級友たちの惨殺事件に名門女学園は恐怖と狂乱に包まれる。創立者の血をひく転校生冴子は心の奥底から湧き起こってくる“囁き”に自分が殺人鬼ではないかと恐怖におののく。
<囁き>シリーズその1。この後2巻目を続けて読みましたが、断然こちらが好みでした!! あの<館>シリーズのような本格ミステリなのかと思ったら、中を開けてみれば立派なホラーでした。予備知識もなくどうどうと夜中に読んでいたので衝撃もひとしお。閉鎖的な女学園、厳格な規則と教師、陰鬱な気配を纏う教室、そして噂…。冒頭部分は、少し「麦の海に沈む果実」を連想。 転校生・冴子が夢にうなされ、現実と夢の境目がつかなくなってきて混乱しました(更に怖くなった)。カッコで呟かれる「言葉」や失われた過去が、事件とどう結びつくのか―先がこわくて、でも気になって仕方なかったです。[最後に見せた彼女の姿…あれは狂気の現れのようにみえて、思わせたまま終わってしまったひじょーうにビビりました。。]]
黒髪を切られ変死した女性家庭教師。そして従兄とその母親も眼球と爪を奪われて死んだ。謎めいたほどに美しい兄弟のまわりに次々と起こる奇怪な死。遠い記憶の闇のなかから湧き上がってくる“囁き”が呼び醒ますものは何か。『緋色の囁き』に続く異色の長編推理“囁き”シリーズ第二弾、講談社文庫に登場。
<囁き>シリーズその2。”謎めいたほどに美しい兄弟”に惹かれて読みました。。この1冊で確信したことは、囁きシリーズはホラーってことですね!! 無理して夜に読むんじゃなかったです、お手洗い行くの怖かった…ほんとに……。 舞台は山奥にある別荘(というところでもう何かが起きそうですよね!!)。 目の前に出てきていないのに、「あっちゃん」の存在感は膨れるばかりで恐怖を煽ってました。囁いている場面を読むのは苦労したよー、こわくて。最後に明かされる真相と、その結末に前作同様唖然。ホラー要素では緋色の方が濃かった気がしましたが、こちらはこちらでね…閉鎖された空気に当てられました。
綾辻さんにも はまってるようですね。
何とも あのゾクゾクする感じがたまらないんですよね。怖いのに気になって…ついつい一気読みしちゃいます。
あはは、確かにシンとした真夜中に読むと怖いです~^^
by みーはー熊 (2009-06-23 11:24)
>熊ねぇさん
はいっ!! いろいろなシリーズに手を出しては完結まで漕ぎ着けてませんが、それでもやめられない性分です。。
綾辻さんの文章は上品な気分も味わえて(それが恐怖を更に拍車かけているような・・・)、二度楽しんでいますw
はい・・・・・・・怖かったです!!! でもまたやってしまいそうww
by ミナモ (2009-06-23 20:16)
『館』シリーズよりこちらの方がおすすめですか??(笑)
人には好みがあるのは分かってますがナツ的にもこっちの方が面白そうだと思いました~v
まだ読む本がたまりにたまっていて『十角館』の次からまだ読んでなかったんですが。
夏の夜にいいかも vって実は恐がりで夜中にMissingを読んでトイレに行けなくなった過去があるんですけどね…(苦笑)
by ナツ (2009-06-24 09:14)
>ナツさん
ううう、悩みますねぇ。笑
私はまだ館シリィズは1作しか読んでないんだけど、どちらを選べと
聞かれたら…緋色~の方に傾いちゃう、かも?^^*
緋色≧十角館>>暗闇みたいな、本当僅差で緋色が好きかもしれ
ません(←決まってない)
私も最近は予約本がドバドバとやってきまして、積み重ねています。
いい加減に崩さなければ…!^^
Missing!!
私も、たっぷり時間が取れる夜にわざわざ1作目から読んでしまいま
した。その後、ナツさんと同じくトイレどころか、ベットから降りられなく
なって(ベット下から何かが出てきそうで)><; ひたすらビビって
ましたー。。。
by ミナモ (2009-06-25 00:19)