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『踊るジョーカー 名探偵音野順の事件簿』北山猛邦 [読書]

踊るジョーカー―名探偵 音野順の事件簿

踊るジョーカー―名探偵 音野順の事件簿

  • 作者: 北山 猛邦
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2008/11
  • メディア: 単行本
●あらすじ●推理作家の白瀬は、とっても気弱な友人・音野順が秘める謎解きの才能を見込んで、仕事場の一角に探偵事務所を開いた。今日も白瀬は泣き言をいう音野をなだめつつ、お弁当のおにぎりを持った名探偵を事件現場へ連れてゆく。殺人現場に撒かれた大量のトランプと、凶器が貫くジョーカーが構成する驚愕の密室トリック(「踊るジョーカー」)、令嬢の婿取りゆきだるまコンテストで起きた、雪の豪邸の不可能殺人(「ゆきだるまが殺しにやってくる」)など五つの難事件を収録。

気弱な引きこもり探偵・音野と、友人白瀬のコンビが事件を解決していく連作短編。
音野のビビリが半端なく伝わってきます^^笑

どのお話のトリックも、「えぇ!?」みたいな驚きがあって。―それは感動ではない拍子抜け、みたいなもので、どんなトリックが出てくるんだろうってワクワクした気分にはならなかった。のが、残念><;
だけど、場を作るキャラたちがなぜかツボってしまったのでほのぼの楽しめました。なんというか、芝居がかっている人たちだなぁと。
あと、『少年検閲官』を読んだときに感じた、不思議な気配を、この作品でも少しだけ感じ取れた、かなー。トリック解明の瞬間だけ、現実から離れた気分になりました。

執着するほどキャラに惹かれなかったのだけど、付かず離れずな音野・白瀬コンビが好きです。あくまでセットで考えるのならば!
このコンビ微妙に好きなんだなぁ。


★★★☆




タグ:北山猛邦
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コメント 2

sherry

音野くんと白瀬くんのコンビはなんか面白いね~。
音野くんはできれば毎回おにぎりを持って出かけてもらいたかったな~。
毎回、少しずつ家具(?)が増えていくのも、小さな楽しみだった~。
いつ、お客様用のソファは入るかしら?
(変なところで楽しんでるよ・・・)

トリックは確かにう~んって思ったのもあったね。
特にジョーカーのは想像して笑っちゃった・・・^^;

表紙と扉絵の片山若子さんのイラストがかわいい*^^*
あと音野のお兄さんの要さんがかっこいい~。
また登場しないかなぁ~♪
by sherry (2009-12-10 10:40) 

ミナモ

>sherryさん 
面白いよね~、キャラ勝ちした!!って感じww
そうそう、音野くんにそのアイテムはかかせない!! 頬張っている姿を想像するだけで和むキャラですよ。
わたしも、一体いつになったらソファが入るのかなって思いました。
けど、変なところで抜けている二人がカワイイからいっかなと^^苦笑

表題作だけに「・・・え”?」ってビックリしちゃったよ~。
本格ミステリ・・というかまずその前に”ミステリ”に分類していいのか悩むところw

このイラスト好きー! 可愛くてふんわりしていて。
音野のお兄さんは2巻でも華麗に活躍(?)しているから大丈夫だよ(笑)

by ミナモ (2009-12-10 21:06) 

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