栗原ちひろ『オペラ・カンタンテ 静寂の歌い手』 [└ビーンズ文庫]
●あらすじ●人生は舞台だ―死に至る病を負った、薬師カナギの旅は続く。謎の詩人と、魔導師の少女ミリアンを道連れに、不死を、永遠を求める旅は続く。私怨から彼らを追う人々を巻き込み、物語は「不死の法を得た魔導師」の城へ。そこに待ち受けるのは、命を懸けた勝負と、詩人の正体…。歌い手よ、かくして第二の幕が上がる!ビーンズ小説大賞受賞者×THORES柴本による、宿命のロード・ノベル。
シリーズ2冊目。<カンタンテ>とは”歌手”。
つまり美貌の詩人・ソラがメインの話、でした^^*
彼に焦点が当たっていたけれど、結局ソラの得体の知れなさが更に深まったような。そんな1冊でしたw 人間とかけ離れた美しさを持つひとって、少し不気味に思えてしまいますね。ソラの場合後半の展開で更にひとと一線引いてるようで…ううー不思議な存在だ…。。
ほか、カナギは相変わらず死に掛けてるしミリアンは前より丸くなって可愛いなぁと思える描写がちらほらでした。奇妙な3人旅は本人たちはともかくこちらにとってとても面白い…楽しそうだなーと思えたり。それもラストの展開で終わり…なのか!? 場所は変われど、彼らは変わらずに奇妙な掛け合いを続けてそうです。こんな面白い組み合わせ、好きだなー^^///
あと、バシュラールのソラへの態度、そしてウーチェレットの心の闇がすごく気になりました。どちらも昏い感情で動いているのか。バシュラールはともかく、ウーチェレットの再登場少し期待。まだまだ出張ってほしいキャラですっ(また脇役に入れ込んで…!)。
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>kaz777さん
niceありがとうございました✿
by ミナモ (2009-03-05 14:07)