霜島ケイ『封殺鬼(2) 妖面伝説』 [少女小説]
●あらすじ●奔る光芒。凍るような刀身にも似た銀の軌線。光は男の胸を貫いて駆け抜けていた。男の身体から鮮血がしぶいた。男を倒したのはセーラー服姿の少女だ。しかし顔には般若の面。少女の口から、笑い声が漏れた―。千年も生きている現代の鬼、聖と弓生は鎌倉にいた。鎌倉に派遣されていた“本家”の陰陽師が三人も殺されたからだ。犯人は般若の面をつけているという。聖と弓生には、その般若の面に心当たりがあった。二百年前の哀しい思い出。二人が始末しそこねた般若の面なのだ。意気込む二人だが、二人には、別の使命もあったのだ…。
シリーズ2冊目。
最近、ルルルの新シリーズと交互に読んでるのでこんがらがりそう^^;
聖と弓生に女子高生が(いやいや)割り込んだ、賑やかな1冊でしたw 200年の因縁が現代に甦り、炸裂した場面に惹かれました。特に聖の―かつての想い人がよぎってから。いつもはひょうきんな彼が鬼の片鱗を見せたときはぞくりときた。また、聖の想い人と瓜二つの少女・佐穂子が自分の想いに気づいてからの態度がおかしくて^^** 過去話もそこそこ、今の恋話もなかなかに興味が出てきました(なんだけどね…あんまし応援したくない自分もいるw)❤
…いやすいませんなんかもうあとがき見て止め刺された気分ですが^^; なんというか、やっぱしこのシリーズは聖と弓生の二人1セットの話が好きなんだなー。特に今回は彼ら二人の深い縁を見れたので満足でしたっ(>▽<///
★★★☆
<封殺鬼>シリーズ(読了)
(1)鬼族狩り*6月29日 '08
(2)妖面伝説*2月11日 '09
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