坂木司 『夜の光』 [読書]
●あらすじ●慰めなんかいらない。癒されなくていい。欲しいのは、星の距離感。これは天文部に集うスパイたちが、最前線で繰り広げた戦闘の記録。
坂木さん新作は、一風変わった青春物語でした。
シリアス風味だったけど、基本はまったりな雰囲気を堪能。
天文部に入りたくなったね(ミーハー)!
というより、たった4人しかいないこの天文部に入ってみたかった、と思わせる描写が数々で…!
ジョー、ギィ、ゲージにブッチ。本名よりこっちのほうがしっくりくるってドンだけって感じですけどw 段々この”コードネーム”に愛着わいてきちゃう。良い奴らだ。
彼らそれぞれのお家事情、そして高校と言う舞台で上手く”閉じられた世界”(息苦しくてもがいているような)雰囲気がただよっていました。
こんな雰囲気は大好きな『引きこもり探偵』シリーズと似ていましたかなー。
学校や抱えている問題を”戦場”といったり、自分で”スパイ”と言ってなりきっている様や、メインキャラ一部に少し拒絶反応出てしまいそうになったのが痛かった。
けれど、天文部の活動である「月一で屋上で天測会(と称したキャンプもどき)」や夏合宿描写がすごく好みでしたww
★★★☆(王道の青春モノに飽きてしまったら)
タグ:坂木司
>kaz777さん
niceありがとうございました✿
by ミナモ (2008-12-13 10:06)