『容疑者Ｘの献身』 [読書]
- 作者: 東野 圭吾
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/08/05
- メディア: 文庫
●あらすじ●天才数学者でありながら不遇な日日を送っていた高校教師の石神は、一人娘と暮らす隣人の靖子に秘かな想いを寄せていた。彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、二人を救うため完全犯罪を企てる。だが皮肉にも、石神のかつての親友である物理学者の湯川学が、その謎に挑むことになる。ガリレオシリーズ初の長篇、直木賞受賞作。
…石神さん！！
と、何度叫びそうになったかなー。痛いくらい深い愛情を見たのは久しぶりでした。
あの湯川が彼を”天才”と言うくらい頭が切れる男なのに、愛情表現がとても不器用なんだなぁ。ラストは映画同様号泣しっぱなし＾＾；
映画→原作の順だったので、石神の仕掛けたトリックが明かされたときはそんなに驚かなかったのが残念といえば残念。きっとこれが逆だったらものっそい衝撃受けたでしょうね。ミステリよくわからない私でも理解できたし。
逆に、伏線が所々にさりげなく敷かれている構成の上手さがよく分かり、改めてこの物語の緻密さに感じ入りました。
映像化された彼らを見た後で、というのもあるけど登場人物がすごく細かく描かれているように感じました。性格がしっかりしている。
靖子が映画より美化されずに人間くさかったのが良いな。石神の描写は淡々としていたけど、それさえもラストのあの場面への伏線？
ミステリとしても楽しめたし、人物の掛け合い・感情の揺れ具合もすごく満足。
原作をプッシュしてくださった白さん、花音さんに大感謝です。ありがとうございました！
（しかし石神を堤さんが演じるのはビジュアル面で大幅に違う気が。だが演技はまぎれもなく石神でした。）
★★★★★
タグ：東野圭吾
東野圭吾さんの本を読んだことがないのですが、どの本がお勧めですか？
by 朱音 (2008-11-12 16:45)
お〜。
映画観たんですね。
なんか、会社の同僚も堤氏が素晴らしいとの評価をしていて、
現在、心惹かれ中なんですよね。
原作がとてもとても面白かったので、
それ以上に映画で楽しめるか？って所がポイントになりそうです。
by kintarow (2008-11-12 18:02)
同感です。
僕も何度、石神さん！！と叫びたくなったことやら。
結構、泣きそうになりましたよ。
ホントにいい映画でした。
原作もストーリーが少し薄れるのを待って、
読んでみます。
by 僕 (2008-11-12 19:25)
>朱音さん
私は東野さんのは３，４冊ぐらいしか読んだことないのですが…；
その中でも、この容疑者Ｘの献身はすごく面白かったですね。ドラマ・映画共見ていたので、より思い入れが深いですｖ
短編だと、怪笑小説or毒笑小説が読みやすく、ブラックユーモアあふれてましたｗ笑
参考になれば幸いです。
by ミナモ (2008-11-12 22:48)
>kintarowさん
見ちゃいましたよー❤
私はドラマから見続けていたので（ＤＶＤでですが）、久々のガリレオに興奮してましたｗ
そうなんです、もう、堤さんが素晴らしかった。石神は原作より丁寧に描いてあったので余計にキました。。
それと、花岡母娘の演技も惹かれました。
そこが一番不安なところですよね。
原作のまんまか？となると少々甘い・ぬるいんじゃ…と思う部分があったかと。それと、ドラマオリジナルの薫刑事が草薙刑事の出番を乗っ取ったりしていて、湯川＆草薙の掛け合いは激減でしたね＾＾；
けれど、石神演じる堤さんは一見の価値アリかとｗ
ひそかにプッシュさせていただきます＾＾///
niceありがとうございました✿
by ミナモ (2008-11-12 22:58)
>僕さん
叫びたくなるくらい、切実で真摯な思いに触れましたよね。
や、私はリアル泣きましたから＾＾；
泣ける、ではなく、泣いたです……うわなんか恥ずかしい（≧ｍ≦///
私は熱しやすく冷めやすいタイプなんで、早々に原作に手を出してしまいました。。；
原作は、………もう良かったです。ぜひ手にとってみてくださいねｖ
niceありがとうございました✿
by ミナモ (2008-11-12 23:02)
>kaz777さん
niceありがとうございました✿
by ミナモ (2008-11-12 23:03)
nice!とコメント、ありがとうございました。
まだ映画しか観れていないのですが、
やはり原作も素晴らしそうですね。
ですがなかなか買いにいく時間が・・・・。
by nomame (2008-11-13 03:09)
こんにちは☆
原作は読んだのですが映画は観ていないです><；
堤さんが好演しているようで気にはなっています！！
映画の宣伝で「雪山のシーン」があったような気がするのですが・・原作にはないシチュエーションで何故、湯川が石神と一緒に雪山へ登っているのか知りたいです＾＾ｖ
by Betty (2008-11-13 11:11)
ガリレオシリーズは予知夢しか読んでなかったのですが、興味がでてきました。
東野圭吾といえば「秘密」が印象深いのですが、それとガリレオは理詰めなイメージが強くて違和感があったんですが、なんかいい感じの話のようですね。
ちょっと楽しみなってきました（＾＾；
by おどんとグリフス (2008-11-13 21:16)
>nomameさん
こちらこそ、ご訪問ありがとうございます…！！嬉しいですー（≧▽≦///
私はオフの空き時間やその他の時間を犠牲にしながら読了しました（いけない例です）。そうしてしまうくらい、この本にのめりこみましたーｖ
時間があれば、ぜひともｖ プッシュさせてい ただきます♪
niceありがとうございました✿
by ミナモ (2008-11-13 22:16)
>Ｂｅｔｔｙさん
こんばんはｖ
おわ、私と逆ですねｗ
雪山は映画オリジナルなのだと、原作読み終えたいまようやく気づきました…。堤さんの怖さや石神と湯川の交流が見れてよかったですけどｗｗ必見デス★（←言い切った!?）
niceありがとうございました✿
by ミナモ (2008-11-13 22:19)
>おどんとグリフスさん
私は既刊されてるガリレオシリーズをすっ飛ばして読んでしまいました…。。
「秘密」…気になってきましたねｗ 家にあった気がするので、いずれ手を出しそうですｗｗ
私は根っからの理系が苦手なのですが…今回の話はまったく拒否反応出さないままラストまで読めました＾＾///
オススメですよ～★
niceありがとうございました✿
by ミナモ (2008-11-13 22:22)
遅れてコメントスミマセン（＞＜）
容疑者Xは是非読みたいんです!!!
一応ガリレオシリーズは読んでいるので、私は映画より先にこれを読んで衝撃を受けてみようかと思いますｗｗｗ
最近コンパクトサイズ（文庫本サイズ）が発売していましたよね。。。
これなら買えるかも…ｗｗｗ
なんか取り留めもなくコメントしてしまってスミマセン（＾－＾；）
by saki (2008-11-14 03:17)
原作はかなり前に読んでいるんですが映画はたぶんＤＶＤが出るまで待つでしょう（笑）
でも石神さんが堤さんが演じるのは確かにう～んですが、まぁ湯川教授が福山さんだからありなんでしょうね。
東野圭吾の短編集も意外に面白いですよねｖ
by ナツ (2008-11-14 18:07)
>sakiさん
こんばんは！いえいえ、むしろ反応もらえてめっさ嬉しいです（≧ｖ≦///
良かったですよ～これ///（うりうり）
私は他ガリレオシリーズを読んでないので、いずれ読みたいと思ってます★
私もコンパクトサイズのに惹かれて買ってしまいました＞＜；
こっちの図書館は予約待ちが３００人超えだったので、我慢できずに。。後悔は、してません❤笑
ぜひとも感想お聞かせくださいねｖ
というか、私こそ最近オフ関連でアニメが見れずに中々sakiさんとこにコメント残せなくてすみませんー＞＜；；
by ミナモ (2008-11-14 21:23)
>ナツさん
それも良いかもですねｖ 私は待ちきれなかったのでお先失礼しますｗ
私はガリレオシリーズではこちらが初めてだったわけですが、確かに湯川教授、少し（？）ドラマと違っていましたね。
けれども堤さんの演技といいますか、妙にオッサンくささがかもし出されててきゅんときました。←
そうですよねｖ 黒笑小説をまだ読破してないので、いずれは手をつける予定です♪
niceありがとうございました✿
by ミナモ (2008-11-14 21:38)
遅ればせながら^^;
本当に献身的な石神さんの想いに胸打たれましたね:;
実はまだ映画版は観てないんです（汗）湯川と草薙のやり取りが好きなのでドラマの方も時々しか＞＜；
テレビＣＭ見て映画版も観てみたくなりました。
確かに堤さんだとビジュアルイメージ違いますねぇ。原作を読んだ時の私の脳内イメージは温水洋一さんでした^^;
by リュカ (2008-11-14 23:28)
>リュカさん
いえいえいえ!!（ブンブン）
コメント＆niceありがとうございます（≧▽≦///
そうなんです、心がふるえました。。
映画版は私のところはそろそろ上映があやういみたいなので、お早めに♪プッシュしますー＾＾ （といっても、映画の良し悪しがあんましわかっていないのですがー…）
温水洋一さん！！ うわ、なんかい今ものすごくピッタリにイメージできましたｗ彼バージョンの石神も見てみたかったですーｗｗ
by ミナモ (2008-11-16 15:36)