銀河不動産の超越 [読書]
なんとも心地良い緩~い速さで進んでいったおはなしでした。
主人公が割と無関心で流されそうな感じのタイプな人間だったからかな…。
銀河不動産のいち社員・高橋が、紹介した物件を顧客相手からいきなり「住んで」と言われて本当に住み始めてしまいます。(ここから無関心度が高いと思われる…^^;)
で、かなり大きな家に住むことになった彼が、仕事を通じていろんな人たちと関わるようになって…と話は進むのですが。
なに、なにあの途中からの展開はー!?
連作短編集なんですけど、『銀河不動産の忌避』から物語が面白い方向へ転がるようになりました。
目を覚ましたら、私の目の前に女性の顔があった。
な冒頭分から始まる話って一体何なんですかとツッコミたくなりました。笑
今までの話は、個性あるお客さんたちも味があってよいですが、いきなり嫁宣言をして高橋のいる建物に住もうとしている女性が現れるとにやにやとどきどきが追加されて読むスピードが早くなりましたね。
いやー、森さんの描く、理性的に書いてあるように見えて実はすごい焦っているのがまるわかりな恋愛描写は好きー♥
ただ、前半のノロさと最後のオチがイマイチぴんと来なかったのが残念でした。
もちろん、楽しみましたが。
まったりしたいときに読みたいですね。
1票どうぞー。
タグ:森博嗣
>kaz777さん
niceありがとうございました✿
by ミナモ (2008-07-05 23:24)
>「直chan」さん
niceありがとうございました✿
by ミナモ (2008-07-05 23:27)